ソニーは4月9日。ワイヤレスサブウーファーを装備し、Bluetoothにも対応する、2.1chホームシアター「HT-CT660」を発表した。発売は6月1日。価格はオープンで、推定市場価格は40,000円前後。
バースピーカーとワイヤレスサブウーファーで構成され、フロントサラウンドスピーカーと、スマートフォンの音楽を楽しむためのBluetoothスピーカーという2つの使い方が可能な製品。従来モデル「HT-CT260」は、2012年10月発売以来、好調な販売でヒット商品となっている。
HT-CT660は、HT-CT260のサウンド面を主に強化したモデルだ。フロントスピーカーは2Wayとなっており、使用しているユニットは、ツイーターがφ20mmバランスドドライブ型で、ウーファーは50×90mmコーン型。55×80mmのコーン型フルレンジユニットを使用していたHT-CT260に比べて、ボーカルの再現性とサラウンド再生時の臨場感を向上させ、1つ1つの音を、よりクリアで明瞭なものとしている。フロントスピーカーのキャビネットサイズは、W1,030×D107×H95mm(スタンド非装着時)で、従来よりも一回り大きくなった。同社の液晶テレビだと、46V型のモデルとほぼ同じ横幅だ。
サブウーファーは、ユニットが従来のφ130mmコーン型ユニットからφ160mmに、キャビネットサイズもW271×D271×H390mmから、W271×D271×H404mmへと拡大し、よりキレのよい低域を実現している。
アンプはフルデジタルの「S-Master」で、実用最大出力は85W×2+100W。対応しているサウンドフォーマットは、Dolby TrueHD、Dolby Digital Plus、Dolby Digital、DTS-HD Master Audio、DTS-HD High Resolution Audio、DTS-HD Low Bit Rate Audio、DTS 96/24、DTS、MPEG-2 AAC、リニアPCM(2ch/5.1ch/7.1ch)。サウンドフィールドは、ムービー、ミュージック、ゲーム、スポーツ、ドラマ、ニュース、スタンダード、ポータブルオーディオエンハンサー、ステレオの9種類を搭載している。
Bluetooth関連では、新たにAACコーデックを採用。より高品位な伝送に対応した。また、NFC(近距離無線通信)にも対応。Bluetoothデバイスのペアリングや切り換え、切断などをワンタッチで行うことができるようになった。
接続インタフェースは、HDMI端子が入力3系統/出力1系統、光デジタル音声入力×1系統、アナログ音声入力×1系統を装備する。