ソニーは1日、11.6型ワイドのフルHD液晶ディスプレイを搭載したコンバーチブル型ノートPC「VAIO Duo 11」を発表した。本体を閉じた状態で操作が可能な「タブレットモード」とディスプレイ部分をスライドするとキーボードが現れる「キーボードモード」の2つの形態で使用ができることが特長。10月26日から販売を開始し、店頭想定価格は150,000円程度。直販CTOのオーナーメードモデルも同時発売。
「VAIO Duo 11」は、同社が「Surf Slider」と呼ぶ新デザインを採用。2つの形態をワンアクションでスムーズに切り替えることが可能。タッチ操作に対応した11.6型ワイドフルHD液晶を搭載し、タブレットPCのように画面に触れて操作ができるほか、ディスプレイ部分をスライドして持ち上げると、スティックポインタを搭載したキーボードが現れ、通常のノートPCのようにも利用できる。
また、デジタイザーペンを標準で付属。タッチ操作が行えるほか、メモなどを手書きで入力、「Active Clip」機能により写真から必要部分だけの切り抜きなどが行える。
主な仕様は、CPUがIntel Core i3-3317U(1.7GHz)、チップセットがMobile Intel HM76 Express、グラフィックスがIntel HD Graphics 4000(CPU内蔵)、メモリが4GB(2GB×1/オンボード)、ストレージが128GB SSD、ディスプレイがタッチ対応11.6型ワイドIPS液晶(1,920×1,080ドット)、OSはWindows 8 64bit版。Microsoft Office Home and Business 2010、Adobe Photoshop Elementsが付属。
インタフェースは、USB 3.0×2(うち1ポートはPC電源OFF時含むUSB機器への充電対応)、HDMI×1、D-sub×1、IEEE 802.11b/g/n、GigabitEthernet、Bluetooth 4.0、WiMAX、内蔵カメラ(フロント、リアともに207万画素)、内蔵マイク、ヘッドホン出力×1、メモリーカードスロット×1など。ヘッドホン出力の場合、同社の音響技術「S-Master」に対応し、高品質の音声を聞くことが可能。
このほか、GPSとNFCを搭載する。バッテリ駆動時間は標準バッテリで約7時間、別売りのバッテリーパックを利用すると約14時間。本体サイズは約319.9×D199×H17.85mm、重量は約1.305kg。
オーナーメードモデルでは、CPUをより上位(Core i7-3517U/3667U)/下位(Core i3-3127U)にカスタマイズしたり、メモリ容量の増減やストレージ構成の強化などをCTOメニューから選択することができる。