ソニーは30日、デジタルカメラ「サイバーショット(Cyber-shot)」の新モデル「DSC-WX70」を発表した。発売は2月17日で、価格はオープン。推定市場価格は28,000円前後となっている。

カラーはシルバー、ブラック、ホワイト、ピンク、バイオレットの5色をラインナップ

1月20日に発売された「DSC-WX50」と同様、「プレミアムおまかせオート」選択時に最高ISO12800の感度で撮影できるモデル。これにより、暗い室内などの明かりが少ないシーンでも明るい状態で被写体をフレームに収められるようになった。また、画像処理エンジン「BIONZ」の進化によって、高感度時でもノイズを抑えた撮影が可能だ。

また、レンズ自体の光学ズーム倍率は5倍ながら、超解像技術により解像感を維持したままデジタルズームを適用する「全画素超解像ズーム」も搭載。これにより、10倍相当まで解像感の劣化を抑えたままでズームが可能となっている。

フィルター効果を加えた画像を撮影できる「ピクチャエフェクト」機能も、20日の既発表モデルと同様に「イラスト調」「水彩画調」が追加され、計9種類となった。

タッチパネル搭載により、初心者でも直感的な操作が可能

DSC-WX50との相違点は、背面の液晶モニターがタッチパネル方式になっていることだ。これにより、直感的な操作が可能となっている。DSC-WX50と同等サイズながら、タッチパネル採用によりボタンを廃したことで、画面サイズは3型(DSC-WX50は2.7型)と大きくなった。 モニターの表示画素数は約92.1万ドットだ。

その他の主な仕様は、撮像素子が有効約1,620万画素の1/2.3型Exmor R CMOS(裏面照射型)で、動画の記録画素数が1,920×1,080ドット(フルHD)、レンズの焦点距離が25~125mm(35mmフィルム換算時)、開放F値がF2.6~F6.3、ブレ対策機能が光学式補正機能と動画撮影時のブレに有効な「アクティブモード」対応の電子式手ブレ補正機能となっている。対応感度はISO100~ISO12800、記録メディアはメモリースティック デュオ/PRO デュオ(High Speedタイプ含む)/PRO-HG デュオ、メモリースティック マイクロ(Mark2含む)、SD/SDHC/SDXCカード、microSD/SDHCカードと内蔵メモリ(約19MB)が利用可能で、記録形式は静止画が静止画がJPEG(2D静止画)、MPF(3D静止画)、動画がAVCHDおよびMP4となっている。

サイズはW92.2×D19.1×H52mm、重量は本体のみで約98g、バッテリーとメモリースティック デュオを含む状態で約114gだ。

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