ソニーは、新開発の1620万画素 裏面照射型CMOSセンサーを搭載したデジタルスチルカメラ「サイバーショット(Cyber-shot)」、「DSC-WX7」「DSC-WX10」「DSC-HX7V」「DSC-TX10」「DSC-TX100V」の5モデルを発表した。発売は2月10日および3月4日。価格はすべてオープンプライスとなっている。

サイバーショット DSC-WX10

小型・軽量でスタイリッシュな「DSC-WX7」

DSC-WX7は、新開発の光学5倍カールツァイス「バリオ・テッサー」レンズを搭載し、19.1mmの薄型ボディを実現したモデル。35mm判換算の焦点距離は25~125mm相当。重量は約120g(バッテリー、メディア含む)。推定市場価格は3万円前後。2月10日より発売される。共通の特徴は下にまとめる。

DSC-WX7

DSC-WX7 ※シルバー

DSC-WX7 ※ブラック

DSC-WX7 ※ホワイト

DSC-WX7 ※ピンク

DSC-WX7 ※ブルー

7倍のズームレンズと高速オートフォーカスの「DSC-WX10」

DSC-WX10はソニー製の高級レンズ「Gレンズ」を搭載。7倍ズームながら、F2.4~5.9の明るさを実現している。35mm判換算の焦点距離は24~168mm相当。静止画撮影時には、最短約0.1秒の高速オートフォーカス性能を実現。動画撮影時には、従来よりも強力に手ブレを抑える光学式手ブレ補正「アクティブモード」に対応した。マニュアル露出撮影も可能で、フォーカス、カラーモード、彩度、シャープネスなどを自由に設定できる。推定市場価格は3万5000円前後で、発売日は3月4日。

DSC-WX10 ※ブラック

DSC-WX10 ※ゴールド

DSC-WX10 ※バイオレット

10倍ズームレンズとGPSを搭載した「DSC-HX7V」

DSC-HX7Vは高倍率10倍ズームレンズを搭載したモデル。35mm判換算25~250mm(F3.5-5.5)相当のソニー製「Gレンズ」を搭載。非球面レンズや高屈折率レンズを採用しており、収差を極力抑えた高画質撮影が可能としている。動画撮影時には光学式手ぶれ補正機能「アクティブモード」にも対応する。また、位置情報と方位情報を同時に記録できるGPS・コンパス機能を搭載しており、付属のソフトウェア「PMB(Picture Motion Browser)」を使うことで、写真や動画を地図上に配置して楽しめる。推定市場価格は4万円前後で、発売日は2月10日。

DSC-HX7V

DSC-HX7V ※ゴールド

DSC-HX7V ※ブラック

DSC-HX7V ※ホワイト

DSC-HX7V ※レッド

DSC-HX7V ※ブルー

水中撮影が可能な薄型モデル「DSC-TX10」

DSC-TX10は水深5mで60分間の撮影試験をクリアする防水性能を実現。水中での静止画はもちろん、フルハイビジョン動画撮影も可能。高い防塵性能や、1.5mからの落下衝撃試験、-10度の低温下での動作試験もクリアする堅牢性も備えている。奥行き17.9mmのスタイリッシュな薄型ボディには、高精細92.1万ドットの3型タッチパネル液晶を搭載。なぞり操作をはじめ、軽快な操作感を実現した。推定市場価格は4万円前後で、発売日は3月4日。

DSC-TX10

DSC-TX10 ※シルバー

DSC-TX10 ※ブラック

DSC-TX10 ※ブルー

DSC-TX10 ※グリーン

DSC-TX10 ※ピンク

有機ELタッチパネルを搭載した「DSC-TX100V」

DSC-TX100Vはサイバーショット初となる有機ELモニターを採用。高精細な約122.9万ドット相当の3.5型ワイドの大画面で、高コントラスト・広色域による色鮮やかな表示を可能にした。また、通常の液晶に比べて応答が高速なため、素早い動きの動画も滑らかに再生できる。モニターの外光反射を抑制する「TruBlack」技術も採用した。なお、タッチパネルには、静電容量式を採用している。推定市場価格は4万5000円前後で、発売日は3月4日。なお、シルバーモデルはソニーストア限定カラー。

DSC-TX100V ※レッド

DSC-TX100V ※ブラック

DSC-TX100V ※シルバー

共通の特徴 - フルハイビジョン動画や3D静止画撮影などが手軽に楽しめる

5モデルの共通の特徴は、新開発の有効1620万画素1/2.3型の裏面照射型「Exmor R」CMOSセンサーや、進化した画像処理エンジン「BIONZ」を搭載したほか、AVCHD方式で解像度1920×1080、毎秒60フィールド(60i)のフルハイビジョン動画撮影も可能とした。動画撮影中のシーン認識にも対応し、最大36パターン(モデルにより異なる)からシーンに合わせて最適な設定で撮影できる。また、動画撮影中に動く被写体にピントを合わせ続ける「追尾フォーカス」機能も搭載する。

シーンに合わせ、連写画像を合成することでより高画質な静止画が得られる「プレミアムおまかせオート」も進化。従来の認識シーンに、赤ちゃん・スポットライト・低照度の3シーンが追加された。逆光認識時のHDR(ハイダイナミックレンジ)処理時の合成枚数は2枚から3枚に増やされた。

そのほか、動画撮影中の静止画記録機能、カメラを一振りするだけでのパノラマ画像を作成する「スイングパノラマ」、簡単に3D写真が楽しめる3つの撮影モード「3D静止画」「3Dスイングパノラマ」「スイングマルチアングル」、メインの被写体を際立たせる「背景ぼかしモード」、カメラの操作表示が分からなくなってもその場で解決できる「カメラ内ガイド」、パソコンに接続しても充電が可能な「USB充電・給電機能」、かざしたり置いたりするだけでワイヤレスで画像転送が可能な「TransferJet」(トランスファージェット)などが搭載されている。