【レビュー】

Surface Proロードテスト・第3回 - 漂う高級感! 満足度高し! Surface Pro Signatureタイプカバー

日ごろPCを利用するユーザーにとって、キーボードの使い心地は重要な問題だ。例えば筆者の場合、ノマド中は頭の中に言葉や文章が浮かべばすぐキーを叩き、取材中は登壇者が発言した内容を高速にテキスト化するなど、使い慣れたキーボードが一番である。一時期は、自宅のデスクトップPCと同じ「ThinkPad Compact Bluetoothトラックポイント・キーボード」を持ち歩き、Surface Pro 4に接続して使っていたものだ。いつしか面倒になり、Surface Pro 4タイプカバーに切り替えた経緯がある。

新Surface Pro ロードテスト

【第1回】どれだけ使える? 気になるバッテリーの持ち具合
【第2回】SurfaceペンとSurface Arc Mouseは必須か?
【第3回】漂う高級感! 満足度高し! Surface Pro Signatureタイプカバー
【第4回】机が欠かせないのが唯一の欠点!?
【第5回】3:2のディスプレイを並べて作業効率アップ!

使い始めて4カ月程度のSurface Pro Signatureタイプカバー。配色はもっとも赤に近いバーガンディにした

「Fn」キーが異なるSurface系キーボードにも慣れたが、Surface Pro 4タイプカバーには1つ不満が残っていた。パームレスト部分を含めた素材感だ。滑り止めがかかるように、わずかな凹凸があり、これはこれで理解できる。ただ、ある程度連続して使っていると、常に手のひらが当たる部分なので、汗がにじんでしまう。

そこで今回のお題、外装素材にAlcantara(アルカンターラ)を採用した「Surface Pro Signatureタイプカバー」だ。これまで触れる機会がなかったのだが、評判どおり触り心地もよい。使い始めて4カ月くらいとはいえ、取材に持ち出すことが多い中、汚れが目立つこともなく、購入当初の高級感を維持している。

約1年間半使い続けたSurface Pro 4タイプカバー。縁も傷んでいるが、特にパームレスト部分が汚れている

自宅の仕事場に戻れば、自作デスクトップPC+ThinkPad Compact Bluetoothトラックポイント・キーボードという組み合わせ。ThinkPad Compact Bluetoothトラックポイント・キーボードにはパームレストがなく、全体の外装がプラスチックのため、Surface Pro Signatureタイプカバーのアルカンターラが際立つ。

ThinkPad Compact Bluetoothトラックポイント・キーボードはよい製品。ドライバー類の使い勝手は悪くなったが、トラックポイントの存在は大きい

Microsoft/日本マイクロソフトは、Surface Pro 4タイプカバーのキーストロークを公表しておらず、筆者が調べた限りでは1.4mm程度。一方、Surface Pro Signatureタイプカバーのキーストロークは公称で1.3mmだ。筆者にとっては、0.1mmの差を感じることは難しく、Surface Pro 4と新Surface Proを並べて各キーボードを叩いてみたが、タイプ感やキーの戻り具合はほぼ同等である。単に筆者が雑なのかもしれないが、Surface Pro 3以前のキーボード(タイプカバー)のような、ストロークの浅さは感じない。

スペック的な差を調べると、Surface Pro 4タイプカバーは295g、Surface Pro Signatureタイプカバーは310gと、5gほど増量している。PC本体となるSurface Pro 4は、Core m3モデルが約768g、Core i5モデルが約770g、Core i7モデルが約782gだ。これを新Surface Proに当てはめると、Core m3モデルは約766gで前モデルを2g下回るが、Core i5モデルとCore i7モデルは786gとなり、4~16gの増量。日々の荷物と総重量を減らそうと常に考えている筆者にとっても、許容できる範囲だ。

ちなみに、Surface Pro Signatureタイプカバーは、新Surface Pro専用ではなく、Surface Pro 3およびSurface Pro 4でも利用可能。Microsoftストア価格で20,952円(税込)と少々お高いが、古いタイプカバーからSurface Pro Signatureタイプカバーに買い換えて、気分一新を味わうのも楽しいだろう。

英語配列のSurface Pro Signatureタイプカバーもほしい!

キーボードという観点から見ると、日本マイクロソフトはそろそろ英語配列版を用意してもいいのではないだろうか。筆者のように日本語の文章を書くことが多い場合は日本語106キー配列は使いやすいのだが(もちろんユーザーの好みにもよる)、プログラムコードを書く場合は101キー配列が打ちやすく感じる。筆者の周りでも、英語キーボードを理由に、Surfaceタイプカバーの並行輸入品を購入したユーザーが少なからずいた。

Microsoftは2012年10月に、今は亡き「Surface RT」をリリースし、ここからPCベンダーという顔を持ち始めた。だが、キーボードやマウスはそれ以前から手がけており、特にマウス系はかなり高い評価を得ている。デバイスベンダーとしてのMicrosoft/日本マイクロソフトに期待しつつ、ユーザーニーズに応えるラインナップを充実させていってほしいものだ。

この原稿を書いている最中に届いた、バーガンディカラーのSurfaceペンとSurface Arc Mouse

阿久津良和(Cactus)

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