日本エイサーから発売されている「Aspire Revo Build M1」(以下、Revo Build)は、ベースモジュールに必要なモジュール(オプション)を組み合わせて、自分だけのコンパクトなPCを作れるデスクトップPCだ。モジュールには、HDD、モバイルバッテリー、スピーカーが用意されている。実際の使い勝手を検証したい。

Aspire Revo Build M1

■試用機の主な仕様 [製品名] Aspire Revo Build M1 [CPU] Intel Celeron N3050(1.60GHz) [メモリ] DDR3L-1600 2GB(最大8GB) [グラフィックス] Intel HD Graphics(CPU内蔵) [ストレージ] 32GB eMMC [光学ドライブ] なし [OS] Windows 10 Home 64bit版 [サイズ/重量] 約W135×D135×H56mm/約0.48kg [店頭予想価格(税別)] 26,000円前後

3種類のモジュールを拡張可能

Reno Buildのベースモジュールから見ていこう。ベースモジュールは、W135×D135×H56mmの小型PCだ。幅と奥行きはCDケースとほぼ同じ。高さはCDケースを6枚積み重ねたのと同程度である。Braswell世代のIntel Celeron N3050(1.6GHz)に、2GBのメモリと32GBのeMMCストレージを搭載している。OSはWindows 10 Home 64bit版だ。

ベースモジュールは容積が1リットルのキューブ型PCだ。重さは約480g

本体底面に2GBのDDR3L SDRAMを搭載。差し替えれば最大8GBのメモリを搭載可能だ

インタフェース類は、本体側面にUSB 3.0×1、ヘッドホン出力、SDカードスロット、背面にUSB 3.0×2、Gigabit Ethernet対応有線LAN、HDMI出力、DisplayPort出力だ。Gigabit Ethernetのほかに、IEEE802.11ac対応無線LANとBluetooth 4.0を搭載している。

本体側面。左からSDカードスロット、USB3.0、ヘッドホン出力

背面。左から電源ポート、HDMI、DisplayPort、USB 3.0×2、Gigabit Ethernet

本体の天板を外すと、拡張モジュールを追加するためのコネクタが現れる

キーボードとマウスが付属

キーボードとマウスが付属しているが、どちらも有線のUSB接続で、本体のUSBポートを2つ使う。使い方に応じて、ワイヤレスキーボードとマウスを別途購入するとよい。