東武鉄道は4日、「スペーシアX」の運転エリアを拡大すると発表した。第1弾として、3月12日に大宮駅から東武日光駅へ関係者向けの特別列車を運転。6月頃に群馬エリア方面、8月頃に千葉エリア方面の運転も予定している。

  • 「スペーシアX」は昨年7月にデビュー。3月16日のダイヤ改正で2編成増備される

「スペーシアX」は3月16日のダイヤ改正で新たに2編成を導入する。増備にともない、一部車両を要望の多かった臨時列車や団体貸切列車にするなど柔軟な設定が可能に。現行の浅草~東武日光・鬼怒川温泉間に加え、これまで乗り入れていなかった一部路線でも運転できるようになる。

その第1弾として、3月12日に大宮駅10時20分発・東武日光駅12時21分着の特別列車を運転。関係者向けの特別列車だが、限定20名で一般利用者も乗車できる特別ツアー商品(ツアー名「スペーシアX 特別運行 OMIYA」。東武トップツアーズ東武旅倶楽部主催)が発売される。往路は大宮駅から「スペーシアX」の「スタンダードシート」を利用し、途中の春日部駅まで「コックピットスイート」の体験乗車も可能。東武日光駅に到着した後、貸切バスで日光金谷ホテルへ移動し、昼食を取る。

  • 「スタンダードシート」

  • 「コックピットスイート」

  • 「コックピットラウンジ」

復路は東武日光駅15時26分発・浅草駅17時15分着で運転され、「スペーシアX」の「コックピットラウンジ」を利用する。ドリンク引換券が付くほか、1号車カフェカウンターにて今後発売予定の新商品試食会が行われる。ツアー参加特典として、「スペーシアX」オリジナルグッズや記念乗車証などを用意し、ツアー代金は4万8,000円。東武トップツアーズのサイト内に開設されるツアー申込みページにて、3月5日12時の発売を予定している。

なお、特別列車が運転される3月12日、東武アーバンパークライン(野田線)の大宮駅で混雑が予想されることから、一部エリアの立入制限を実施する。今夏に予定している群馬エリア方面(6月頃)・千葉エリア方面(8月頃)の運転に関して、運転日・時刻等の詳細は決定し次第、東武鉄道のサイト等で案内予定。今後、路線を超えた魅力的なツアー商品も検討するとのこと。