西武鉄道は24日、ダイヤ改正を2024年3月16日に実施すると発表した。新宿線・拝島線・国分寺線において、平日の日中時間帯に増発等を行い、コロナ禍前の運転本数に戻すことで、さらなる利便性向上を図るとしている。

  • 西武新宿線で平日の日中時間帯に急行と各駅停車を増発

新宿線は西武新宿駅基準で平日12~15時の列車を対象に、急行と各駅停車を毎時1往復ずつ、計2往復を増発する。現在、平日12時台に西武新宿駅を発車する下り列車は11本(特急「小江戸」1本、急行5本、各駅停車5本)あり、急行と各駅停車をそれぞれ12分間隔で交互に運転。ダイヤ改正後、同時間帯に西武新宿駅を発車する下り列車は13本(特急「小江戸」1本、急行6本、各駅停車6本)に増え、急行と各駅停車をそれぞれ10分間隔で交互に運転するダイヤとなる。

拝島線は小平駅基準で平日12~15時の列車を対象に、小平~玉川上水間で毎時1往復増発し、現行の毎時5本から毎時6本に変更。国分寺線は国分寺駅基準で11~15時の列車を対象に、国分寺~東村山間で毎時1往復増発し、現行の毎時5本から毎時6本に変更する。各路線とも2022年3月ダイヤ改正前の運転本数に戻り、ダイヤ改正後の運転間隔が10分間隔に改善されるという。

  • 国分寺線も平日の日中時間帯に列車が増発される

他の時間帯も新宿線と拝島線で一部変更を予定している。平日朝の時間帯、拝島駅を6時台に発車する西武新宿行の上り準急2本は利用状況に合わせ、急行1本・各駅停車1本に変更。本川越駅を8時台に発車する西武新宿行の上り準急1本は急行に変更される。土休日の夜間、西武新宿駅を21時44分に発車する新所沢行の下り各駅停車はダイヤ改正後、運転区間を延長して本川越行に変更。本川越駅の到着時刻は23時2分となる。

なお、山口線(レオライナー)もダイヤ改正に合わせて運転時刻を変更し、一部列車で狭山線・多摩湖線との接続を改善するとのこと。平日夜間には、多摩湖駅基準で18~20時の時間帯に列車を2往復増発し、現行の30分間隔から20分間隔に変更する。