◆Borderlands 3(グラフ4~10)

Borderlands 3
2K Games
https://borderlands.com/ja-JP/

ベンチマーク方法はこちらのBorderland 3の項目に準ずる。設定は

全体的な品質:ウルトラ
アンチエイリアス:テンポラル

である。

  • グラフ4

  • グラフ5

  • グラフ6

  • グラフ7

  • グラフ8

  • グラフ9

  • グラフ10

さて結果(グラフ4~6)を見ると、Borderlands 3ではGeForce RTX 4070があまり振るわず、Radeon RX 7700 XTとほぼ同等といったところ。ではRadeon RX 7800 XTは? というと、Radeon RX 6800 XTとほぼ同じといった感じになっている。これはフレームレート変動からも明らかであり、特に3K/4K(グラフ9・10)はこれが明確として良いかと思う。流石に4KになるとRadeon RX 7700 XTはGeForce RTX 4070にやや突き放され始めるが、本来Radeon RX 7700 XTはGeForce RTX 4060 Tiが仮想敵な扱いだけに、ここまで頑張れば十分だろう。またRadeon RX 7700 XTは3Kまで、Radeon RX 7800 XTは4Kでも60fpsを超えているあたりは、ちょっと古めのゲームであれば3K~4Kでも十分プレイできる事を示している。

◆Company of Heroes 3(グラフ11~17)

Company of Heroes 3
Relic Entertainment
https://www.companyofheroes.com

ベンチマーク方法はこちらのCompany of Heroes 3の項目に準ずる。設定は

Image Quality:Ultra
Physics Quality:High
Shadow Quality:High
Texture Detail:Ultra
Geometry Detail:Ultra
Anti-Aliasing:High

とした。

  • グラフ11

  • グラフ12

  • グラフ13

  • グラフ14

  • グラフ15

  • グラフ16

  • グラフ17

さて、まず結果を見るとRadeon RX 7800 XTがちょっとだけ全体的に高速で、GeForce RTX 4070とRadeon RX 6800 XTが同程度。Radeon RX 7700 XTはやや低めなのはまぁいいとして、Radeon RX 7600の結果が変なことになっている。実はあとのフレームレート変動には出てこない(何故かCSVのログを見ても反映されていない)のだが、実際のフレームレートはこんな感じ(Photo42)で、定期的に停まるのである。そりゃフレームレートが低い訳だ。

  • Photo42: 定期的に画面更新そのものが完全にストップ。「ハングアップしたか?」と見ていると、しばらくして何事もなく動き始めるという具合。これが繰り返される結果、Total Durationは311秒とかという恐ろしい事に。普通は90秒弱でベンチマークが完了する。

ちなみに以前のドライバ(Adrenaline Edition 23.10.01 May 15 2023)だと問題なくベンチが動いていたし、まともなフレームレートが出ていたし、同じドライバでもRadeon RX 6800 XTではこの症状が出ない事、また解像度を上げるほど停止する頻度や停止する時間が減る事などから、今回のドライバが非常に怪しい気はするのだが、それを検証する時間は取れなかった。とりあえず結果は示すが、Company of Heroes 3に関してはRadeon RX 7600は無視して頂ければと思う。

さてフレーム変動(グラフ14~17)を見ると、御覧の通り割と変動が激しい。Radeon RX 7700 XTのみ他の3つとちょっと大きく外れている感じはあるが、それでも2Kで160fpsは確保しているし、2.5Kでも80fps以上を確保しているから、プレイには十分とはいえる。それどころか3KではRadeon RX 6800 XTが80秒付近で大崩れするのにたいし、Radeon RX 7700 XTは30秒付近でちょっと80fpsを割り込むものの、あとは100fps前後を維持しており、十分プレイ可能な範囲である。流石に4Kはちょっと厳しい感じであるが、2.5Kまでが基本的なターゲットであるRadeon RX 7700 XTであることを考えれば十分だろう。一方Radeon RX 7800 XTはGeForce RTX 4070以上の性能を常に維持し、4Kでも十分プレイ可能であることが確認された格好だ。

◆Cyberpunk 2077(グラフ18~24)

Cyberpunk 2077
CD PROJEKT RED
https://www.cyberpunk.net/us/ja/

ベンチマーク方法はこちらのCyberpunk 2077の項目に準ずる。設定は

Quick Preset:Ultra
Ray Tracing:Off

とした。

  • グラフ18

  • グラフ19

  • グラフ20

  • グラフ21

  • グラフ22

  • グラフ23

  • グラフ24

さて結果(グラフ18~20)を見ると、最高速はRadeon RX 7800 XT、これにRadeon RX 6800 XTが続き、GeForce RTX 4070とRadeon RX 7700 XTはほぼ同程度といったところ。Radeon RX 7600はかなり落ちるがこれは致し方ない。

フレームレート変動(グラフ21~24)もこの傾向を裏付ける格好になっている。絶対的なフレームレートと言う意味では、Radeon RX 7800 XTは3Kまで大丈夫だし、Radeon RX 7700 XTは2.5Kまでは問題なし。3Kは時々60fpsを切るシーンがあるので、プレイするなら多少描画品質を落とした方が良さそうではある。4Kに関しては今回試した全ての製品がちょっと厳しいが、そもそもUltra Qualityでやるのが間違っているという話もある。いずれにせよ、2.5Kまでの範囲で言えばRadeon RX 7700 XT/7800 XT共に問題なく利用可能だ。