JR東海は、2023年3月18日のダイヤ改正で、特急「ひだ」の定期列車をHC85系に統一すると発表。大阪駅発着の下り「ひだ25号」、上り「ひだ36号」に関して、HC85系に置き換えた後も引き続きグリーン車なしの編成で運転する予定となった。

  • 特急「ひだ」はダイヤ改正後、すべての定期列車をHC85系で運転

下り「ひだ25号」、上り「ひだ36号」はともに大阪~高山間で運転される。下り「ひだ25号」は岐阜駅から高山駅まで下り「ひだ5号」(名古屋発飛騨古川行)と併結運転、上り「ひだ36号」は高山駅から岐阜駅まで上り「ひだ16号」(高山発名古屋行)と併結運転を行う。

現在、大阪駅発着の「ひだ」はグリーン車なしのキハ85系3両編成(1号車は普通車自由席、2・3号車は普通車指定席)を使用しており、ダイヤ改正でHC85系に置き換えた後も、引き続きグリーン車なしの編成(普通車指定席・自由席は用意)を使用する。なお、HC85系による大阪方面への試運転が開始され、2両固定・普通車のみの編成が使用されているとのことだった。

  • 2両固定・普通車のみのHC85系も登場している

ダイヤ改正後、大阪~岐阜間において下り「ひだ25号」、上り「ひだ36号」の時刻や停車駅に大幅な変更はないが、併結運転を行う岐阜~高山間で停車駅が変更となっており、両列車とも途中の美濃太田駅と下呂駅のみ停車する。下り「ひだ25号」は現在、高山駅12時24分着だが、ダイヤ改正後は同駅12時14分着に変更され、所要時間が10分短縮される。