JR東日本はこのほど、「移動空間の価値向上」の実現に向けた子会社「JR東日本サービスクリエーション」が7月1日から事業を開始すると発表した。

  • 新会社「JR東日本サービスクリエーション」では、新幹線「グランクラス」と在来線普通グリーン車内でのアテンダント業務、新幹線・在来線特急車内での車内販売・案内などがおもな業務に

ニーズの多様化やエキナカ店舗の充実、販売員確保の難しさなど、車内サービスを取り巻く状況が大きな変化に直面していることから、JR東日本は「今後もより魅力的な移動空間を提供し続けるために、新たな観点でのサービスの創造が不可欠」と判断。「JR東日本サービスクリエーション」は、これらの課題に具体的かつスピード感をもって取り組むための戦略子会社として設立される。資本金は5,000万円で、全株式をJR東日本が所有。従業員数は約2,000名となる。

おもな業務は、新幹線「グランクラス」と在来線普通グリーン車内でのアテンダント業務、新幹線・在来線特急車内での車内販売・案内など。地域企業と連携した商品の開発や訪日外国人旅行者への対応といった新たなサービスの提供による価値向上も図る。

車内サービスを軸にさらなる可能性も追求し、オンデマンド型の車内販売サービスの提供やモバイル端末への地域の魅力情報の配信、社外向けマナー研修事業への進出、IT技術の活用による状況に応じた運行情報の提供など、新たな事業も視野に入れる。