西武鉄道の新型特急車両がこのほど出場し、27日には東海道本線で姿を見せた。同車両は日立製作所笠戸事業所(山口県下松市)で製作され、アルミ製標準型車両「A-train」コンセプトを採用。「いままでに見たことのない新しい車両」をめざしたという。

  • 西武鉄道の新型特急車両が東京方面へ

新型特急車両は電気機関車に牽引されて東海道本線を走行し、東京方面へ向かっている。車体前面および側面の一部がシートに覆われていたが、ゆるやかなカーブを描いた独特な先頭形状であることが確認できる。運転席付近にはレオ人形も。車体前面には国内初という大きな三次元の曲面ガラスを採用し、やわらかな印象の先頭デザインとされている。

車体側面には西武鉄道のロゴマークも配した。車体はアルミ製で塗装仕様とされ、「都市や自然の中でやわらかく風景に溶け込むデザイン」の実現をめざしている。床下近くまで広げた大型の客室窓も特徴で、心地良い居住空間をめざし、等間隔で連続していく窓配置にしたという。

  • 運転席付近に飾られたレオ人形も確認できる

新型特急車両は「次の100年に向けたこれからの西武鉄道のフラッグシップトレイン」として新造され、世界で活躍する建築家の妹島和世氏にデザインコンセプトの策定、外観・内観のデザインを依頼。「都市や自然の中でやわらかく風景に溶け込む特急」「みんながくつろげるリビングのような特急」「新しい価値を創造し、ただの移動手段ではなく、目的地となる特急」をデザインコンセプトとしている。

日立製作所により8両編成を7編成、計56両新造される予定で、2018年度末頃の運行開始を見込んでいる。具体的な運行開始日や運行経路などは改めて発表するとのこと。

  • 西武鉄道が導入する新型特急車両の外観

  • 機関車に牽引された新型特急車両の走行シーン