月刊誌「日経WOMAN」と日経ウーマノミクス・プロジェクトは5月22日、東京ミッドタウンにおいて、「女性が活躍する会社」業界別第1位と総合第1位の発表を行った。

「女性が活躍する会社」表彰式の様子

同ランキングは、国内の有力企業539社から得た回答をもとに、評価、採点をしたもの。企業における女性社員の活用の実態を 「管理職登用度」「ワークライフバランス度」「女性活用度」「男女均等度」の4つの指標で測定し採点した。

総合第1位は2年連続で資生堂が受賞した。資生堂は化学・医薬品業界部門でも1位を獲得している。表彰式には、代表取締役執行役員社長の魚谷雅彦氏が登場。「2度も受賞出来たことは本当に喜ばしい。全ては活躍している女性達のおかげだ。今後は世界で一番を目指す」とコメントした。

接客経験の豊富な元ビューティーコンサルタントについては「お客様に直接ブランド価値を伝えることができ、意見を社内にフィードバックできるのには女性の力が大きい。信じている」と厚い信頼を寄せていることを明らかにした。

今後は、「仕事と育児の両立サポート」とともに「人材育成、働き方見直し、意識醸成」を課題としていくという。また、女性だけではなく男女共ともにキャリアアップをはかり「変わりゆく世界中のお客さまとともに『美しい生活文化を創造する企業』になる」と将来の抱負を語った。

業界別の1位は下記のとおり。

・化学医薬品業界/総合第1位表彰 資生堂
・サービス業界 ANA
・建設・不動産業界 大林組
・食品業界 サントリーホールディングス
・卸売・小売業界 セブン&アイ・ホールディングス
・電気・機械・自動車関連業界 ソニー
・保険・証券・その他金融業界 第一生命保険
・製造業界 帝人
・情報・通信業界 日本IBM
・銀行業界 みずほフィナンシャルグループ