与信管理ASPクラウドサービスを提供するリスクモンスターはこのほど、第1回「離婚したくなる亭主の仕事」の調査結果を発表した。同調査は20歳~49歳の男女個人を対象として、1月18日~19日にインターネット上で実施。600人から回答を得た。

20代は「不満がない」のほうが多い

夫の仕事に不満がある妻は約5割

鉱業、専門サービス業、娯楽業は妻の全員が「不満あり」

「亭主の仕事に対する満足度」を聞いたところ、「不満がある」が52.8%となり、「不満はない」の47.2%を若干上回った。「不満がある」と回答した内訳を年代別でみると、20代が46.2%、30代が56.7%、40代が55.1%で、20代のみが半数未満だった。

業種別に不満の有無を集計したところ、「不満がある」という回答が最も多かった業種は「鉱業」「専門サービス業」「娯楽業」(各100.0%)。次いで「飲食店、宿泊業」(85.7%)、「食品製造業」(80.0%)だった。対して、「不満はない」という回答が最も多かった業種は、「農業」「電気・ガス・熱供給・水道業」が各66.7%。以下「機械器具製造業」(63.3%)、「公務」(58.6%)と続いた。

「亭主の仕事に不満がある」と回答した理由について集計したところ、最も多かった理由は、「給料が低い」の74.2%。以下、「残業が多い」(33.1%)、「勤務形態が不規則」「休みが少ない」(20.5%)だった。一方、不満につながりにくい要因としては、「出張などで不在が多い」(4.0%)、「住居環境が悪い」(4.6%)、「転勤が多い」(5.3%)などとなり、出張や単身赴任などが不満につながっていない点は、一昔前の流行語であった「亭主元気で留守がいい」が、今日でも同様に妻の本音であることも見て取れた。

夫の仕事が原因で離婚を考えたことがある妻は約2割

年代が上がるにつれ「離婚を考えたことがある」が減少

「亭主の仕事が原因で離婚したいと思ったことがあるか」を聞いたところ、「ある」が19.2%、「ない」が80.8%となった。年代別でみると、20代が23.8%、30が21.8%、40代が13.0%となり、年代が上がるにつれて「離婚を考えたことがある」の割合が低下していた。

妻全員が離婚を考えたことがある職業は「農業」

業種別に離婚意識を集計したところ、「離婚したいと思ったことがある」という回答が最も多かった業種は、100%の妻が離婚を考えたことがある「農業」。次いで「教育、学習支援業」(44.4%)、「不動産業」「飲食店、宿泊業」「公務」(各33.3%)だった。一方、「離婚したいと思ったことはない」という回答が最も多かった業種は、いずれも「ない」が100%の「鉱業」「資材製造業」「電気・ガス・熱供給・水道業」「専門サービス業」「娯楽業」だった。

離婚を考えたことがある理由については、「給料が低い」が86.2%で1位。以下「残業が多い」「勤務形態が不規則」(各31.0%)、「福利厚生が不十分」「土日休みでない」「休みが少ない」(各24.1%)だった。

対して、離婚意識につながりにくい要因としては、「出張などで不在が多い」(0.0%)、「転勤が多い」「ブラック企業」「住居環境が悪い」(各3.4%)などが挙げられ、転勤や出張、ブラック企業など、主に亭主に負担がかかる要素については、妻としては問題視していないことが見て取れた。