2月13日より神奈川・パシフィコ横浜で開催されている国内最大級のカメラ展示会「CP+2014」。パナソニックブースでは、2月7日に国内向けの開発発表がなされたミラーレス一眼「LUMIX(ルミックス) DMC-GH4」や、13日に発売日を迎えたばかりの交換レンズ「LEICA DG NOCTICRON(ノクチクロン) 42.5mm / F1.2 ASPH. / POWER O.I.S.」のタッチ&トライコーナーなどに人だかりができていた。

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「DMC-GH4」はミラーレス一眼として世界初(2014年2月7日時点)となる4K動画撮影に対応したモデル。従来のフルHD(1,920×1,080ドット)の4倍となる解像度で細部まできっちりと描き込まれた動画を記録できる。なお、本モデルではテレビで採用の多い3,840×2,160ドットだけでなく、4,096×2,160ドットの「シネマ4K」にも対応。

「DMC-GH4」

読み出し速度の速い新開発のLive MOSセンサーや、4CPU搭載で高速処理が可能な新開発ヴィーナスエンジンなど、「LUMIX」シリーズのハイエンドモデルとして充実の装備となっている。ミラーレス一眼の弱点とされてきたAFは、他社製品が撮像面位相差AFとコントラストAFの併用で解消してきたのに対して、DMC-GH4では新開発の「DFDテクノロジー(空間認識技術)」を採用することで対処。画面内の全ての被写体との距離を高速に算出可能となっており、AF速度0.07秒、AF追従連写約7コマ/秒という高速なレスポンスを実現している。

開発発表されたばかり、また世界初の4K動画撮影対応機ということもあってか、CP+2014初日となる13日午前中に設定されているプレミアタイムの時点ですでに人だかりができており、実機に触るには多少なりとも待ちを覚悟する状態だった。

背面

側面

DMC-GH4の内部構造展示。新開発ヴィーナスエンジンは4CPUで大幅な高速処理が可能となっている

DMC-GH4のタッチ&トライコーナーの横には「一眼動画撮影・編集コーナー」を設置。DMC-GH4用の業務用インタフェースユニット「AG-GH4U」を用いた4K動画処理システムが展示されている。

「AG-GH4U」を用いた動画処理システムを展示

圧倒的な明るさのF1.2「LEICA DG NOCTICRON」レンズも

パナソニックブースでもう1つの注目展示が交換レンズ「LEICA DG NOCTICRON 42.5mm / F1.2 ASPH. / POWER O.I.S.」。ライカの厳しい光学基準をクリアしたF1.2という破格の明るさを誇るレンズで、細部に至るまで精細な描写を実現している。ブースでは、13日に発売日を迎えたばかりのこのレンズを使って実際に試し撮りが可能。

「LEICA DG NOCTICRON 42.5mm / F1.2 ASPH. / POWER O.I.S.」を装着した「DMC-GX7」を使って試し撮りを行える

LEICA DG NOCTICRONを使って撮ったサンプル

そのほか、ブースでは女優の綾瀬はるかさんを被写体に「LUMIX DMC-GM」で撮影した写真展示も行われていた。

「DMC-GM」で撮った綾瀬はるかさんの写真展