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従来法と今回の研究で開発された手法との比較。(a)一般的な蛍光検出では蛍光ナノダイヤモンドの発光(信号光)と背景光は区別できないため、計測時間を延ばして信号品質(画質)を高めてもSBR値は向上しない。(b)2012年に五十嵐グループリーダーらが開発した方法では、信号光にのみ強度変調をかけることで、変調の有無で信号光と背景光が区別された。その結果、計測時間を延ばせば延ばすほど背景光は取り除かれ、信号光が増幅されるといった効果が得られたのである。ただし、背景光はノイズも強めてしまうため、背景光の除去効率は不十分だったという。(c)今回の研究で開発された手法では、さらに背景光にも別の強度変調を与えることで、信号光と背景光をより区別しやすくすることに成功したとした。これにより、2012年に開発された技術よりも圧倒的に短時間で効率的にSBR値を向上させることができるようになったのである (出所:量研機構Webサイト)

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