「最適なSD-WANの導入ガイド ~SD-WANに置き換える際に検討すべき要点~」の詳細は、ダウンロード資料から確認頂きたい。 |
WANは通常、接続対象の各サイトにCPE(Customer Premises Equipment)と呼ばれる通信機器を設置し、このCPEを介してWAN間の「ネットワーク制御」と「データ転送」を行う。SD-WANとは、今述べた「ネットワーク制御」と「データ転送」の仕組みを仮想化技術によって明確に分けることで、ハードに手を入れることなくCPE間(=WAN間)のネットワークを柔軟に制御するための技術である。
本稿では、ネットワークカンパニーとしてグローバルで強い存在感を示すテルストラ社のホワイトペーパー「最適なSD-WANの導入ガイド ~SD-WANに置き換える際に検討すべき要点~」から、SD-WANのメリットと導入における留意事項を解説していく。
SD-WANがもたらす価値
冒頭のとおり、SD-WANではWAN間のネットワークを柔軟に制御できる。これは大きなメリットだが、あくまで数ある利点のうちの1つに過ぎない。同技術が注目を集めている最たる理由は、オーバーレイネットワーク(複数の異なる物理回線を仮想的に束ねたネットワーク)を構築し、これを含めてネットワークを一元管理できる点にある。
クラウド化が加速したことで、企業から出るトラフィックは各リージョンにあるアプリケーションへと流れるようになった。ユーザーは、WANやインターネット、MPLSといった様々な回線を通じてそれぞれのリージョンにあるアプリケーションに接続し、これを利用する。各回線の帯域が適切な状態に保たれなければ、ユーザーはアプリケーションの性能低下に悩まされてしまうだろう。そのためのトラフィック経路の最適化が、SD-WANならば容易に行えるわけだ。
Ovumが実施した調査でも、アプリケーションの性能向上がSD-WANのもたらす価値として最も高く評価されている。 |
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多数のクラウド、アプリケーションを活用することが主流となった今、SD-WANは企業にとって大変魅力的な技術となっている。ただ、企業がSD-WANを使いこなすようになるまでの道のりは決して平坦なものではない。
ホワイトペーパー「最適なSD-WANの導入ガイド ~SD-WANに置き換える際に検討すべき要点~」では以下の構成のもと、SD-WANの導入における留意事項を解説している。
セクション1. はじめに
1.1 検討すべき要点
セクション2. ネットワーク接続のチェックリスト
2.1 アプリケーションとクラウドのアーキテクチャとビジネスクリティカルなアプリケーション
2.2 ブランチサイトのIT戦略、障害復旧力、ブランチのセキュリティ、ブランチの機材
2.3 WANの地域多様性、運用管理代行サービスの活用と自社運用の比較
2.4 パフォーマンスとSLA
2.5 加入者回線
2.6 現地でのサポートと顧客向けポータル
セクション3. 将来のために
戦略的なネットワーク接続計画やより優れたネットワーク移行を進めるために、同資料を参照いただき、何を検討しどのようなことが問題となるかを明確にしてほしい。
[PR]提供:テルストラ・ジャパン