GIGAスクール構想の実現の最適解

「GIGAスクール構想」では、児童・生徒といった学習者が1人1台の端末を保有して学習することや、クラウドサービスを有効活用して多様な子供たちに対応できる教育環境を構築することが求められている。その端末として政府が導入候補として挙げている例が、WindowsまたはChrome OS、iPad OSを搭載している機種だ。その際は、1台あたり5万円程度に収まる安価な端末の採用が推奨されている。

本連載はこれまで、教育現場における導入実績が多い端末として「Chromebook」や、教育機関向けに無償提供されるクラウドサービス「G Suite for Education」の有用性について触れてきた。今回はあらためてそれぞれの特徴を紹介しよう。

ブラウザベースでシンプル&快適に使える端末「Chromebook」

Chromebookは、Googleの提供するChrome OSを搭載したノートPC型の端末だ。高度な業務利用を想定した高価格な端末もリリースされているが、3万円台から5万円台程度と安価で、シンプルな使い方ならば十分対応できる端末が複数存在する。また、起動が10秒たらずで行えるなど軽快さも魅力だ。

Chrome OSは、無料で利用可能なブラウザであるChromeをメインのインターフェースとしており、そのブラウザ上でウェブアプリケーションを使った作業を行う。Microsoft Officeのデスクトップアプリケーションは利用できないが、基本的にブラウザから扱えるオンラインサービスやクラウドサービスは利用可能だ。GIGAスクール構想ではブラウザベースの作業を基本としており、ぴったりな環境といえるだろう。また、全てではないもののAndroid向けアプリケーションに対応するため、高度な利用を想定しない教育現場において機能面の心配はないだろう。

基本的にChromebookはG Suiteと組み合わせ、ネットワークに接続して利用することが想定されている。起動時にネットワーク接続することで最新の環境が保たれ、G Suiteの管理ツールから遠隔ロックなどが可能なことから、セキュリティ面でも安心できる。一方、オフラインでも簡単なドキュメント作成が行え、次回ネットワーク接続時は自動的にクラウドと連携される。チームでのデータ共有や協同作業も行いやすい。

無料でフル機能+教育支援機能が利用できる「G Suite for Education」

ChromebookはG Suiteとの連携を基本としているが、そのG Suiteのフルパッケージ+教育機関向け機能「Classroom」の組み合わせで無償提供されているのが「G Suite for Education」だ。

G mailのメール機能、オンラインストレージのGoogleドライブ、予定共有が可能なGoogleカレンダー、ビデオ会議ができるGoogle Meetなどが全て利用できるうえ、Googleドキュメント、Googleスプレッドシート、Googleプレゼンテーションといったオフィスアプリ群も活用可能だ。

さらにClassroomという教員が学習者の画面を一覧表示したり、課題の配布や提出を管理したりと、授業をサポートしてくれる機能も備えている。これはビジネス向けのG Suiteには含まれておらず、G Suite for Education専用となっている。教員向けの高度な管理機能が必要な場合は、1ユーザーあたり4ドルで利用できる「G Suite Enterprise for Education」ライセンスを購入するといいだろう。

さらに教育支援ツール「Netop Vision for Chromebooks」などを別途組み合わせれば、Classroomと連携させて学習者の管理ができるほか、教員の画面を学習者に向けて配信するなど、活用シーンが広がるのも魅力だ。

  • 教育支援ツール「Netop Vision for Chromebooks」

    教育支援ツール「Netop Vision for Chromebooks」

キッティング済み端末の納入やG Suite導入サポートを提供

サテライトオフィスでは、GIGAスクール構想向けのパッケージとして「ASUS Chromebook C214MA 基本パッケージ」「DELL Chromebook 3100 2-in-1 基本パッケージ」の2種類を用意。いずれの端末もディスプレイを180度折り返せばタブレットとしても利用可能で、キッティング(パソコンのセットアップ)作業の費用を含め4万5,000円(税込)で提供している。

  • ASUS Chromebook C214MA 基本パッケージ

    ASUS Chromebook C214MA 基本パッケージ

  • DELL Chromebook 3100 2-in-1 基本パッケージ

    DELL Chromebook 3100 2-in-1 基本パッケージ

G Suite for Educationについても、開通までの導入サポートを無料で提供。導入後は月額1万円で利用可能な「年間サポート」を提供しているほか、月額5万円で高度な支援を行う「メンテナンス運用パック」も提供している。

  • 1カ月あたり1万円で利用できる年間サポートパックを提供

    1カ月あたり1万円で利用できる年間サポートパックを提供

  • メンテナンスや高度な支援には月額5万円で対応

    メンテナンスや高度な支援には月額5万円で対応

導入にあたって教員向けや管理者向けのトレーニングプランも提供するうえ、Eラーニングを支援する「サテライトオフィス・Eラーニング for G Suite」、セキュリティに必須の「サテライトオフィス・シングルサインオン」といったオプションも多彩だ。企業向けの豊富な導入実績をもとに、さまざまな運用ノウハウを含めて導入から運用までをサテライトオフィスが幅広くサポートしてくれる。

監修:原口 豊(はらぐち・ゆたか)

大手証券会社システム部に在籍後、1998年、サテライトオフィス(旧ベイテックシステムズ)を設立。2008年、いち早くクラウドコンピューティングの可能性に注目し、サービスの提供を開始。G Suite(旧Google Apps)の導入やアドオンの提供で、これまで実績4万社以上。「サテライトオフィス」ブランドでクラウドサービスの普及に尽力している。

サテライトオフィス

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さまざまなビジネスモデルに最適なソリューションパッケージを開発し、ユーザー目線に立った戦略の企画・提案を行っています。業界No.1の導入実績を持つG Suite(旧Google Apps)やOffice 365、LINE WORKSなどクラウドコンピューティングに関わるビジネスの可能性を追求しています。

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