ノートPCにしてもディスプレイにしても、購入を検討するときに気になる解像度。現在ではフルHD、WQHD、4Kの3種類が現在の主流となっているが、文書作成など一般的なオフィスワークであれば、高解像度は不要と考えるかもしれない。しかし、スケーリング機能を組み合わせれば、視認性が格段に向上する。仕事で長時間画面を見る場合は、4Kのほうが目に優しい環境を作りやすいのだ。

  • 4Kディスプレイは価格が下がり、購入しやすくなってきている

    4Kディスプレイは価格が下がり、購入しやすくなってきている

4Kでは表示できる情報量が一気に増える

PCでは一般的に解像度はそれぞれ、フルHDが1,920×1,080ドット、WQHDが2,560×1,440ドット、4Kが3,840×2,160ドットとなる。そのため、解像度が高くなるほどデスクトップに表示できる情報量は増えていく。4KならばフルHDの実に4倍もデスクトップを広く使えることになる。

  • 解像度が高くなるほど表示できる情報量は増える

    解像度が高くなるほど表示できる情報量は増える

解像度が高ければ複数のウィンドウやアプリを同時に表示しやすくなるため、仕事の効率を向上しやすい。テレワークならば、ビデオ会議をしながら、資料を開くといった作業も高解像度のディスプレイほどやりやすくなる。

  • 4Kならば複数のアプリやウィンドウを同時に開きやすい

    4Kならば複数のアプリやウィンドウを同時に開きやすい

その一方で、4Kは解像度が高すぎて3,840×2,160ドットの画素をそのまま表示(等倍表示)すると、文字がとても小さくなってしまう。4Kを等倍表示で快適に見るには、40型以上のディスプレイが必要だが、それでは机に置くのは難しくなる。

そこでWindows 10に用意されているのが、これは文字やアイコンを大きく表示する“スケーリング機能”だ。4Kの高い解像度を活かさず、拡大表示させるのは意味が無いのでは、と思うかもしれない。それならば、価格の安いフルHD解像度のディスプレイで十分と考える人もいるだろう。

  • 設定の「システム」から「ディスプレイ」を選択し、「テキスト、アプリ、その他の項目のサイズを変更する」のプルダウンメニューでスケーリングを変更できる

    設定の「システム」から「ディスプレイ」を選択し、「テキスト、アプリ、その他の項目のサイズを変更する」
    のプルダウンメニューでスケーリングを変更できる

しかし、4K解像度でスケーリングを等倍表示の100%よりも上に設定すると、確かに表示できる情報量は少なくなるが、文字やアイコンの滑らかな表示を実現できる。1文字に対する画素数が多くなるため、とても読みやすくなる。とくに画数が多い漢字は、スケーリングが100%だと細かい部分がつぶれて読みにくいので、その差が分かりやすい。最近のスマホが高解像度ディスプレイを採用しているのは、スケーリングによって文字の視認性を高めるため。それと同じことがPCにも言えるということだ。

  • 4Kディスプレイにおけるスケーリング設定による見え方の違い。一番左が100%で情報量は多いがアイコンや文字は小さい。150%だと情報量はWQHD相当、200%だと情報量はフルHD相当になる
  • 4Kディスプレイにおけるスケーリング設定による見え方の違い。一番左が100%で情報量は多いがアイコンや文字は小さい。150%だと情報量はWQHD相当、200%だと情報量はフルHD相当になる
  • 4Kディスプレイにおけるスケーリング設定による見え方の違い。一番左が100%で情報量は多いがアイコンや文字は小さい。150%だと情報量はWQHD相当、200%だと情報量はフルHD相当になる
  • 4Kディスプレイにおけるスケーリング設定による見え方の違い。
    一番左が100%で情報量は多いがアイコンや文字は小さい。
    150%だと情報量はWQHD相当、200%だと情報量はフルHD相当になる

4Kディスプレイでスケーリング機能を試す

実際にデルの27型4Kディスプレイ「UP2720Q」で、スケーリング設定別の見え方の違いを紹介したい。なお、UP2720Qは測色計を内蔵し、色の再現性にシビアなプロの現場にも対応できるハイエンドモデル。Thunderbolt 3にも対応している。

  • デルの27型4Kディスプレイ「UP2720Q」。直販価格は177,980円(税抜)

    デルの27型4Kディスプレイ「UP2720Q」。直販価格は177,980円(税抜)

  • 4K解像度/スケーリング100% デスクトップは広く使えるが、文字はドットが認識できる
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  • 【4K解像度/スケーリング100%】デスクトップは広く使えるが、文字はドットが認識できる

  • 4K解像度/スケーリング150% 表示品質は格段に向上し、ドットの粗さもほとんどなくなる
  • 4K解像度/スケーリング150% 表示品質は格段に向上し、ドットの粗さもほとんどなくなる
  • 【4K解像度/スケーリング150%】表示品質は格段に向上し、ドットの粗さもほとんどなくなる

  • 4K解像度/スケーリング200% 表示できる情報量は少なくなるが、画数の多い漢字も読みやすくなる
  • 4K解像度/スケーリング200% 表示できる情報量は少なくなるが、画数の多い漢字も読みやすくなる
  • 【4K解像度/スケーリング200%】表示できる情報量は少なくなるが、画数の多い漢字も読みやすくなる

古いアプリもキレイにできる

一部の古いアプリでは、スケーリングを100%以上にするとメニューの文字がぼやけてしまう場合がある。互換性の設定を変更することで、キレイな表示に変更可能だ。

  • アプリのショートカットの右クリックメニューから「プロパティ」をクリック

    アプリのショートカットの右クリックメニューから
    「プロパティ」をクリック

  • 「互換性」タブをクリックし、「高DPI設定の変更」をクリック

    「互換性」タブをクリックし、「高DPI設定の変更」をクリック

  • プロパティの一番下にある「高DIPスケール設定の上書き」にチェックを入れて「OK」をクリックする

    プロパティの一番下にある「高DPIスケール設定の上書き」
    にチェックを入れて「OK」をクリックする

このように高解像度のディスプレイとスケーリング機能を組み合わせれば、視認性の高い読みやすい文字で仕事を行える。目の疲れは仕事の効率にも悪影響だ。
デルでは、数多くの4Kディスプレイや4Kに対応した最新の第 10 世代インテル® Core™ プロセッサー・ファミリーを搭載したノートPCを用意している。
PCの買い換えを検討しているなら、ぜひ4Kの導入を考えてもらいたい。

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原稿/撮影 芹澤正芳

監修 デル・テクノロジーズ株式会社 マーケティング統括本部
   広域法人マーケティング シニア・アドバイザー 粟津和也

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[PR]提供:デル・テクノロジーズ