需要が高まる動画マニュアルを手軽に作る方法は?
知識を伝達するためのコンテンツとして、近年急速に需要を伸ばしているのが動画だ。図や写真に文字を添えたマニュアルよりも、動画のほうが具体的な動きや加減が伝わりやすい。
また若年層を中心に、文字を読むのに抵抗がある人も多く、動画の閲覧に肯定的な人は増えている模様。誰にでもわかりやすい動画マニュアルは、新入社員や中途採用社員、外国人スタッフがいち早く現場の戦力になるためにも有効だ。
しかし、動画編集にはコストがかかりがちだという。撮影するだけならばスマートフォンやタブレットで簡単にできるが、わかりやすく編集する、文字を添えるといった編集にはスキルが必要だ。そうしたスキルを持った人員を確保し、必要なアプリを購入しなければならない。
さらに、技術を持つ人が少なければ属人的になってしまい、動画マニュアルを利用できる部署や作業に偏りが出たり、異動や退職によって継続が難しくなったりといった問題も出てくる。
有用性や需要は感じながらも、本格的な取り組みには二の足を踏んでしまうという企業に最適なソリューションがある。日本企業向けに開発されたフォトロンの「モバイルビデオクリエーター」をサテライトオフィスのサポートで提供する「サテライトオフィス・タブレットで簡単に動画編集 for MVC」だ。
iPhone/iPadだけで撮影から編集まで!
「サテライトオフィス・タブレットで簡単に動画編集 for MVC」の最大の特徴は、iPhoneやiPadを用いて撮影から編集まで済ませられる簡易さ。動画マニュアル作成用としてチューニングされた専用アプリもまた魅力的だ。
iPhoneのカメラは非常に高画質で、マニュアル用の撮影には十分すぎるほどのクオリティだが、これをPCに移して編集するとなると煩雑になる。ファイル移動の手間がかかるだけでなく、キーボード操作が苦手だという人も今は多く、高機能な動画編集ソフトはマニュアル作りには機能が多すぎてわかりにくい。
使い慣れたiPhoneやiPadでの作業となれば話は別だ。機能を絞り込み、サポート機能の充実したアプリとなれば、少し慣れれば誰でも使えるようになる。操作を忘れてしまって困るということも少ないだろう。日常業務を担当しながら、必要な時だけ動画編集もする、というような人でも制作が苦にならないだろう。
加えて、作成した動画から印刷可能なExcelファイルへの出力や、こま切れにした動画とテキストの組み合わさった、手順ごとに動画再生可能なHTMLファイルの生成ができる。動画編集と同時に紙マニュアル作成やWebマニュアル作成まで一気に済ませられるため、紙マニュアルがまだ重視されている企業でも便利に使える。
簡単作業で動画完成! 多言語テロップ&読み上げもラクラク
具体的な動画作成手順を追いながら、機能を紹介しよう。まずiPhoneやiPadのカメラで動画を撮影する。手順ごとに分割撮影して複数ファイルを用意してもよし、アプリ内に読み込んでから必要に応じた分割やトリミングも可能だ。
動画ファイルをアプリに読み込み、複数の場合は並べ替えて流れを作る。次はナレーションやBGMの追加、作業を指示する文字(テロップ)について、これも簡単だ。
まずBGMは、こだわりがなければライブラリーに用意されている素材を使える。もちろん、自社作成の音楽ファイルを読み込んでBGMやナレーションとして利用することも可能だ。
テロップは希望の場所にフリック操作で入力できる。日本語を入力するだけでAIが自動翻訳してくれるため、外国人向けの多言語マニュアルも簡単に作成できてしまう。
文字を入力するのが煩わしければ、Siriを使った音声認識での入力も可能。さらに読み上げ機能もあるため、作業者がナレーションとして録音しなくとも読み上げで補完できてしまう。声で文字入力をし、文字をAIに読み上げさせることで工数を省けるわけだ。なんと、多言語翻訳と組み合わせることで多言語ナレーションのついた動画が出来上がってしまうという。
テンプレートや補助機能で一定クオリティの動画を誰でも作れる
タイトル画面や、作業説明時のOK/NGなど2種の動画を並べて比較するシーンなどにはテンプレートが用意されている。このおかげで工数が省けるうえ、誰でも同じクオリティのものを簡単に作ることができる。
さらに、作業の注目ポイントを常に図形で囲い続けたり、人の顔など隠したい部分にかけたモザイクを追従させたりといった機能もある。
また、動画の一部を指定時間静止させたり、スロー再生させたりといった機能があり、注目すべき場所をじっくり見てもらう動画が作りやすい。
このように、見せたい部分の強調と、見せるべきでない部分のマスキングが簡単であるため、適切な編集で見やすい動画を手軽に作ることができるのも魅力的だ。
こうした補助機能のおかげで、スキルのある人に作業が集中してしまったり、せっかく作成された動画が見づらいからといった理由で利用されないなどの問題を防ぐことができる。
動画マニュアルを作る心理的なハードルが下がることに加え、作業をよく知る現場の社員が直接作成するという選択肢も生まれる。業務に詳しい人が直接解説できることで技術伝承動画などはとくに作りやすくなるだろう。
導入サポートつきで安心の「サテライトオフィス・タブレットで簡単に動画編集for MVC」
「モバイルビデオクリエーター」は放送局などプロ向けの技術を提供できるフォトロンが、企業のマニュアル動画作りをターゲットに、あえて機能を絞り込んで作ったアプリだ。
マニュアル作成での需要が低い、凝ったエフェクトをつけるような機能は搭載せず、多くの企業で使われているMicrosoft Officeシリーズのような使い勝手で、誰もが使いやすいマニュアル動画を作れることを目指している。
多くの企業や公共団体での導入事例があり、その多くが若手への技術伝承、社内での作業手順共有や安全教育といったマニュアル利用が中心だ。
少し珍しい例としては、企業のポータル上で公開する社内報代わりの社員紹介動画など、社内コミュニケーションとしての利用があるという。動画を手軽に作れるとなれば、ほかにもやりたいことが思いつく企業も多いだろう。
そんな「モバイルクリエーター」にサポートや導入時の管理者向けレクチャーを組み合わせたものが「サテライトオフィス・タブレットで簡単に動画編集for MVC」だ。導入や利用に不安のある企業も、ぜひサテライトオフィスにご相談いただきたい。
監修:原口 豊(はらぐち・ゆたか)
大手証券会社システム部に在籍後、1998年、サテライトオフィスを設立。2008年、いち早くクラウドコンピューティングの可能性に注目し、サービスの提供を開始。Google Workspaceの導入やアドオンの提供で、これまで実績7万社以上。「サテライトオフィス」ブランドでクラウドサービスの普及に尽力している。最近は、ChatGPTをはじめとするAIソリューションを展開中。
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さまざまなビジネスモデルに最適なソリューションパッケージを開発し、ユーザー目線に立った戦略の企画・提案を行っています。業界トップクラスの導入実績を持つGoogle WorkspaceやMicrosoft 365、LINE WORKS、ChatGPT など、AI関連ならびにクラウドコンピューティングに関わるビジネスの可能性を追求しています。
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