人間形成、産学協同、技術革新という目標を掲げ、多くの学生たちが日々研究や開発、施工作業などに取り組んでいる金沢工業大学。同学の機械系学科では、新たに世界最先端の設計開発ソフトウェアスイートを導入し、所属する学生全員が使用できるような環境を構築したという。具体的に、どのような成果をあげられたのだろうか。
世界最先端の統合型設計アプリケーション群の導入で、金沢工業大学が目指すものとは?

モノづくりの現場において、即戦力となる人材の育成に取り組んでいる金沢工業大学。同学では2023年度から、工学部の機械系学科に世界最先端の設計開発ソフトウェアスイートを導入した。その背景には、最先端のテクノロジーにすべての学生が触れられるような環境を構築するという狙いがあった。 現代のモノづくりの現場は、より優れた品質、高い品質の製品を迅速に設計開発しなければならないというプレッシャーに絶えずさらされている。機械系学科の卒業生たちが現場に即座に順応していくためには、モノづくりのプロセスを合理化する手法を学生のうちに身に付けておくことが望ましい。それを実現すべく同学では、モノづくりのプロセスを完全にデジタル化することで、より高度かつ精細なシミュレーション(デジタルツイン)を可能にするソリューションを導入したのだ。

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金沢工業大学:デジタルツインテクノロジーで学生を次世代エンジニアに育成
(ACADEMIC – KANAZAWA INSTITUTE OF TECHNOLOGY
Empowering students to be next generation engineers with Digital Twin Technology)
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例えば、ロボット加工機を用いた送り速度の適用制御に取り組んでおり、現在ではスピンドルトルクを使う適用制御の研究に注力しているという学生は、ソリューションに含まれるシミュレーションツールを使用することで、機械動作をバーチャル空間で検証できるようになった。その結果、適用制御の効率最適化を徹底的に追求することが可能になっただけでなく、それ以外のさまざまな研究テーマも深掘りするなど、多くの成果を得られたという。

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次ページで閲覧できる動画コンテンツでは、金沢工業大学における、最先端の設計開発ソフトウェアスイートの導入事例を紹介する。モノづくりを次のステップに進めるための原動力となるような、高度な設計開発人材の育成過程において、各ソフトウェアがどのような貢献を果たし、どんな成果をあげられているのかを理解できる、興味深い内容だ。

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