IBMの量子コンピューター設置は米国、ドイツに次いで3か国目
東京大学とIBMは7月27日、オンラインで記者説明会を開き、日本初となるゲート型商用量子コンピューティングシステム「IBM Quantum System One」が神奈川県川崎市の「新川崎・想像のもり かわさき新産業創造センター(KBIC)」において稼働を開始したと発表した。
稼働を開始したSystem OneはKBICのナノ・マイクロ産学官共同研究施設として開設されたNANOBIC内に設置し、プロセッサに27量子ビットのFalconを搭載。同コンピュータが設置されるのは米国、ドイツに次いで3か国目となる。
記者説明会には、東京大学 総長の藤井輝夫氏、文部科学大臣の萩生田光一氏、科学技術政策担当大臣の井上信治氏、参議院議員、自由民主党量子技術推進議員連盟 会長の林芳正氏、駐日米国代理大使のレイモンド・グリーン氏、慶應義塾長の伊藤公平氏、東京大学 教授・元総長の五神真氏、同 教授の村尾美緒氏、川崎市長の福田紀彦氏、QII(量子イノベーションイニシアティブ)協議会会長、みずほフィナンシャルグループ 取締役会長の佐藤康博氏、QII協議会メンバー、JSR 名誉会長の小柴満信氏、米IBM シニア・バイス・プレジデント、IBM Research ディレクターのダリオ・ギル氏、日本IBM 代表取締役社長の山口明夫氏と、産学官を代表するメンバーが出席した。