前回まで、PowerShellにデフォルトで同梱されるようになったPSReadLineモジュールについて取り上げてきた。同モジュールが提供する機能によって、bashと同じようなショートカットキーを使用できるようになる。今回は、これまでに取り上げてきたショートカットキーを覚えるためのちょっとしたTIPSと、中でもお薦めのショートカットキーを紹介する。

ショートカットキーの問題は「覚えること」

作業効率のアップを図る場合、ショートカットキーが有効な方法であることに疑いを感じる方は少ないだろう。アプリケーションのさまざまな場面において、ショートカットキーは素晴らしい時短方法として機能してくれる。便利なショートカットキーを知っているのと知らないのとでは、操作にかかる時間に雲泥の差が生まれる。

問題は、である。そのショートカットキーを覚えるのが大変だ、ということだ。ショートカットキーを覚えたほうが”お得”なのはPoewrShellだけではない。Microsoft ExcelやMicrosoft Wordなどももちろん、ショートカットキーを覚えておくにこしたことはない。ショートカットをマスターすると、Microsoft ExcelもWordもほとんどマウスを使わずに操作ができる。しかしその場合、習得すべきキー操作はなかなかの数になる。

これは、ExcelやWordに限らない。ChromeやEdgeといったWebブラウザ、さらにはWindowsのショートカットキーもできるだけ覚えておいたほうがよい。いちいちメニューを開いてアプリケーションを選んで起動したり、切り替えたりするのと、ショートカットキーでさっと起動するのとではかかる時間がまるで違う。

要するに、PCの作業効率を引き上げようと思ったら、覚えなければならないショートカットキーの数が半端ではないということだ。全部覚えられないこともないかもしれないが、習得すべきショートカットキーの数が多いので、意図的に覚えようとしないとなかなか身に付きづらいだろう。

「どのプラットフォームでもシェルにはPowerShellしか使わない」というのなら話は多少簡単になるが、Linuxではbashを使い、Macではzshを使って、場合によってはfishも使っている、などと言うのであれば、作業する環境ごとに微妙に異なるショートカットキーを覚えなければならない。やる気があったとしても、なかなか難しいはずだ。

最悪これだけ覚えておこう「Ctrl」+「Alt」+「?」

本連載ではこれまで、PSReadLineモジュールがどのような機能を提供しているかを取り上げてきた。この「どのような機能が提供されているのか」といった部分は結構覚えているだろう。しかし、それが「どのキーを押すのだったか」は覚えていないことが多い。しかし、出発点としてはここで良いのだ。

まず、ショートカットキーを全く覚えられなかったとして、最悪「Ctrl」+「Alt」+「?」だけ覚えておいてほしい。「Ctrl」+「Alt」+「?」はショートカットキーの説明一覧を表示するためのショートカットキーだ。どのショートカットキーにどの機能が割り当てられているかを表示してくれる。次の実行例を見てみよう。

「Ctrl」+「Alt」+「?」を押す

ショートカットキーとその説明の一覧表示

ショートカットキーとその説明の一覧表示

このように、「Ctrl」+「Alt」+「?」を押すと、どのショートカットキーに何の機能が割り当てられているかが表示される。使う段階になったら「Ctrl」+「Alt」+「?」を押して、そこから目的とするショートカットキーを探し出して使えばよい。最初の頃はショートカットキーを探す時間がかかるが、繰り返しやっていくうちによく使うショートカットキーは覚えるはずだ。

「Ctrl」+「Alt」+「?」というショートカットキーそのものは覚えてもらうしかない。どうしても覚えられないのであれば、付箋紙にでも書いてどこか目につくところに貼るか、どこを押せばよいかというキーボード上の「場所」を身体に記憶させるという方法がある。

場所で覚える方法はキーボードごとに覚え方が異なることになる。例えば、「Happy Hacking Keyboard Professional Type-S」を使っている場合なら、次のキーを押すことになる。この押す「場所」を、押すときの手の形とセットで体感として覚えてしまうのだ。最初に繰り返し「Ctrl」+「Alt」+「?」を押しまくって体に覚えさせることをお薦めしたい。

Happy Hacking Keyboard Professional Type-S - JPレイアウトの場合

Happy Hacking Keyboard Professional Type-S - USレイアウトの場合

このように押す場所を覚えておき、考えなくても押せる状態にしてしまう。場所も覚えられないなら、もう繰り返しこのキーを押して手癖のレベルにしてしまおう。このショートカットキーだけ忘れなければ、後はここからたどっていけるので、これだけは何とかして覚えてほしい。

PowerShell PSReadLine お薦めのショートカットキー

PowerShell PSReadLineモジュールのショートカットキーについてはこれまで説明してきた(本稿の末尾にも付録としてショートカットキーをまとめている)。以降では、その中でも特にお薦めのショートカットキーを書いておきたいと思う。最低限これらのショートカットキーを覚えておくとPowerShell操作がかなり便利、または効率的になる、というものだ。

種類 お薦めキー 機能
ヘルプ Ctrl-Alt-? キーに割り当てられている機能を表示(すべて)
補完 Ctrl-@ 補完。補完対象が複数ある場合にはメニュー形式で候補を表示
Ctrl-Space 補完。補完対象が複数ある場合にはメニュー形式で候補を表示
コマンド履歴 Ctrl-r コマンド履歴検索(古い履歴へ向かってインタラクティブに検索)
Ctrl-s コマンド履歴検索(新しい履歴へ向かってインタラクティブに検索)
カーソル移動 Ctrl-← カーソルを左の単語の先頭へ移動
Ctrl-→ カーソルを右の単語の先頭へ移動
Home カーソルを行頭へ移動
End カーソルを行末へ移動
アンドゥ Ctrl-z アンドゥ
Ctrl-y リドゥ
削除 Ctrl-Backspace カーソルから単語の先頭までを削除
Ctrl-Delete カーソルから単語の末尾までを削除
Ctrl-Home カーソルから行頭までを削除
Ctrl-End カーソルから行末までを削除

上記のショートカットキーを覚えるだけでも、PowerShellの操作効率はかなり変わるはずだ。これまでUNIX系の多機能インタラクティブシェルを使ってきたのであれば、PowerShellにも似たような機能があることを体験する意味でもぜひ一度、使ってみていただきたい。作業効率が向上することを実感していただけるだろう。

付録: PSReadLineショートカットキー一覧

キー 機能
Enter 入力行を実行しカーソルを次の行へ移動。入力が閉じていない場合には入力行を実行せずにカーソルを次の行へ移動
Shift-Enter 入力行を実行せずにカーソルを次の行へ移動
Ctrl-Enter 入力行を実行せずに前の行に空行を挿入
Ctrl-Shift-Enter 入力行を実行せずに次の行に空行を挿入
Backspace カーソルよりひとつ前の文字を削除
Ctrl-h カーソルよりひとつ前の文字を削除
Delete カーソル下の文字を削除
Ctrl-Home カーソルから行頭までを削除
Ctrl-End カーソルから行末までを削除
Ctrl-Backspace カーソルから単語の先頭までを削除
Ctrl-w カーソルから単語の先頭までを削除
Ctrl-Delete カーソルから単語の末尾までを削除
Alt-d カーソルから単語の末尾までを削除
Ctrl-v システムクリップボードのテキストを貼り付け
Shift-Insert システムクリップボードのテキストを貼り付け
Ctrl-Shift-c 選択したテキストをシステムクリップボードへコピー
Ctrl-c 選択したテキストをシステムクリップボードへコピー。テキストが選択されていなかった場合には行の編集をキャンセル
Ctrl-x 選択したテキストを削除
Ctrl-z アンドゥ
Ctrl-y リドゥ
ESC すべてアンドゥ
Alt-. 直前実行の最後の引数を貼り付け
キー 機能
カーソルを左へ移動
カーソルを右へ移動
Ctrl-← カーソルを左の単語の先頭へ移動
Ctrl-→ カーソルを右の単語の先頭へ移動
Home カーソルを行頭へ移動
End カーソルを行末へ移動
Ctrl-] カーソルを対応するカッコへ移動
キー 機能
コマンド履歴のひとつ前のコマンドへ入れ替え
コマンド履歴のひとつ後のコマンドへ入れ替え
F8 コマンド履歴検索(古い履歴へ向かって)
Shift-F8 コマンド履歴検索(新しい履歴へ向かって)
Ctrl-r コマンド履歴検索(古い履歴へ向かってインタラクティブに検索)
Ctrl-s コマンド履歴検索(新しい履歴へ向かってインタラクティブに検索)
Alt-F7 コマンド履歴をクリア
キー 機能
Ctrl-@ 補完。補完対象が複数ある場合にはメニュー形式で候補を表示
Ctrl-Space 補完。補完対象が複数ある場合にはメニュー形式で候補を表示
Tab 補完。次の補完候補を表示
Shift-Tab 補完。前の補完候補を表示
キー 機能
Ctrl-a 行全部を選択し、カーソルを行末へ移動
Shift-← カーソルの選択位置をひとつ左へ移動
Shift-→ カーソルの選択位置をひとつ右へ移動
Shift-Home カーソルから行頭までを選択
Shift-End カーソルから行末までを選択
Shift-Ctrl-← カーソルからひとつ前の単語の先頭までを選択
Shift-Ctrl-→ カーソルからひとつ後の単語の先頭までを選択
キー 機能
F3 指定した文字へカーソルを後ろへ移動
Shift-F3 指定した文字へカーソルを前へ移動
キー 機能
Ctrl-l スクリーンのクリアと再描画およびカレント行をスクリーン上部へ移動
Alt— 数値を0回繰り返し入力
Alt-0 数値を0回繰り返し入力
Alt-1 数値を1回繰り返し入力。または追加指定した分繰り返し入力
Alt-2 数値を2回繰り返し入力。または追加指定した分繰り返し入力
Alt-3 数値を3回繰り返し入力。または追加指定した分繰り返し入力
Alt-4 数値を4回繰り返し入力。または追加指定した分繰り返し入力
Alt-5 数値を5回繰り返し入力。または追加指定した分繰り返し入力
Alt-6 数値を6回繰り返し入力。または追加指定した分繰り返し入力
Alt-7 数値を7回繰り返し入力。または追加指定した分繰り返し入力
Alt-8 数値を8回繰り返し入力。または追加指定した分繰り返し入力
Alt-9 数値を9回繰り返し入力。または追加指定した分繰り返し入力
PageDown スクリーンを1画面分下へスクロール
PageUp スクリーンを1画面分上へスクロール
Ctrl-PageDown スクリーンを1行分下へスクロール
Ctrl-PageUp スクリーンを1行分上へスクロール
Alt-? キーに割り当てられている機能を表示(指定したキー)
Ctrl-Alt-? キーに割り当てられている機能を表示(すべて)

付録: $PROFILE

本連載時点での$PROFILEを次に掲載しておく。

$PROFILE

#========================================================================
# Set encoding to UTF-8
#========================================================================
# [System.Console]::OutputEncoding is set to local encoding, so character
# corruption occurs when piped from WSL to WSL. Therefore, set
# [System.Console]::OutputEncoding and $OutputEncoding to UTF-8 to avoid
# the problem.
$OutputEncoding = [System.Console]::OutputEncoding =
    [System.Text.UTF8Encoding]::new()

#========================================================================
# Linux commands integration mode
#========================================================================
function linuxcmds {

    #----------------------------------------------------------------
    # Definition of Linux commands used via wsl
    #----------------------------------------------------------------
    # Linux pagers
    $_linux_pagers = @("less", "lv")

    # Linux PATH and commands
    Write-Host "checking linux commands:"
    $_linux_path = (wsl echo '$PATH').Split(":") -NotMatch "/mnt"
    $_linux_command_paths = (
        wsl ls -d ($_linux_path[($_linux_path.Length - 1)..0] -replace
            "$","/*")
    ) 2> $null

    # Generate Linux commands functions
    ForEach($n in $_linux_command_paths) {
        $_n = (Split-Path -Leaf $n)
        $_linux_functions += "
            function global:$_n {
                if (`$Input.Length) {
                    `$Input.Reset()
                    `$Input | wsl $n ([String]`$(_path_to_linux
                        `$Args)).Split(' ')
                }
                else {
                    wsl $n ([String]`$(_path_to_linux `$Args)).Split(' ')
                }
            }
            Write-Host -NoNewline .
        "
        Write-Host -NoNewline '_'
    }

    # Generate Linux pagers functions
    ForEach($_n in $_linux_pagers) {
        $_linux_functions += "
            function global:$_n {
                if (`$Input.Length) {
                    `$Input.Reset();

                    # Prepare temporary file path
                    `$_temp = New-TemporaryFile

                    # Write data from pipeline to the temporary file
                    `$Input | Out-File `$_temp

                    # Do $_n
                    wsl $_n `$(_path_to_linux `$Args).Split(' ') ``
                        `$(_path_to_linux `$_temp.ToString()).Split(' ')

                    # Delete unnecessary temporary file and variable
                    Remove-Item `$_temp
                    Remove-Variable _temp
                }
                else {
                    wsl $_n `$(_path_to_linux `$Args).Split(' ')
                }
            }
            Write-Host -NoNewline .
        "
        Write-Host -NoNewline '_'
    }

    # Function that converts Windows paths to Linux paths
    $_linux_functions += @'
        function global:_path_to_linux {
            $linuxpath = @()

            # Convert arguments to Linux path style
            ForEach($winpath in $Args) {
                if ($winpath -eq $null) {
                    Break
                }

                # Change drive path to mount path
                if ($winpath -match '^[A-Z]:') {
                    $drive = $winpath.Substring(0,1).ToLower()
                    $linuxpath += "/mnt/" + $drive +
                $winpath.Substring(2).Replace('\','/')
                }
                # Option is not converted
                elseif ($winpath -match '^[-+]') {
                    $linuxpath += $winpath
                }
                # Other argument is converted
                else {
                    $linuxpath += ([String]$winpath).Replace('\','/')
                }
            }

            $linuxpath
        }
        Write-Host .
'@
    Write-Host -NoNewline '_'

    # Prepare temporary file path with extension .ps1
    $_temp = New-TemporaryFile
    $_temp_ps1 = $_temp.FullName + ".ps1"
    Remove-Item $_temp

    # Write function definition to temporary .ps1 file and parse
    $_linux_functions | Out-File $_temp_ps1
    Write-Host
    Write-Host "functionizing linux commands:"
    . $_temp_ps1
    Remove-Item $_temp_ps1

    # Delete unnecessary variables
    Remove-Variable n
    Remove-Variable _n
    Remove-Variable _temp
    Remove-Variable _temp_ps1
    Remove-Variable _linux_pagers
    Remove-Variable _linux_path
    Remove-Variable _linux_command_paths
    Remove-Variable _linux_functions

    #----------------------------------------------------------------
    # Individual Linux command function definitions
    #----------------------------------------------------------------
    # grep
    function global:grep {
        $pattern_exists = $False
        $path_exists = $False
        $skip = $False
        $i = 0

        ForEach($a in $Args) {
            if ($skip) {
                $skip = $False
                $i++
                continue
            }

            # Options without argumetn
            if ($a -cmatch '^-[abcdDEFGHhIiJLlmnOopqRSsUVvwxZ]') {
            }
            # Options with argument
            elseif ($a -cmatch '^-[ABC]') {
                $skip = $True
            }
            # Pattern file specification option
            elseif ($a -ceq '-f') {
                $skip = $True
                $pattern_exists = $True
                $Args[$i+1] = _path_to_linux $Args[$i+1]
            }
            # Pattern specification option
            elseif ($a -ceq '-e') {
                $skip = $True
                $pattern_exists = $True
            }
            # Pattern or file path
            elseif ($a -cnotmatch '^-') {
                if ($pattern_exists) {
                    $path_exists = $True
                }
                else {
                    $pattern_exists = $True
                }
            }

            $i++
        }

        # Change file path
        if ($path_exists) {
            $Args[-1] = _path_to_linux $Args[-1]
        }

        $Input | wsl grep $Args
    }

    # ls
    Get-Alias ls *> $null && Remove-Item alias:ls
    function global:ls { wsl ls --color=auto $(_path_to_linux
        $Args).Split(' ') }
    function global:ll { ls -l $(_path_to_linux $Args).Split(' ') }
    function global:la { ls -a $(_path_to_linux $Args).Split(' ') }
}

#========================================================================
# Alias definition
#========================================================================
Set-Alias -Name open -Value explorer
Set-Alias -Name edge -Value `
    "C:\Program Files (x86)\Microsoft\Edge\Application\msedge.exe"
Set-Alias -Name chrome -Value `
    "C:\Program Files (x86)\Google\Chrome\Application\chrome.exe"
Get-Alias man *> $null && Remove-Item alias:man

#========================================================================
# cd shortcuts
#========================================================================
function cd1 { cd (dir -Directory)[-1] }
function cd2 { cd (dir -Directory)[-2] }
function cd3 { cd (dir -Directory)[-3] }
function cd4 { cd (dir -Directory)[-4] }
function cd5 { cd (dir -Directory)[-5] }
function cd6 { cd (dir -Directory)[-6] }
function cd7 { cd (dir -Directory)[-7] }
function cd8 { cd (dir -Directory)[-8] }
function cd9 { cd (dir -Directory)[-9] }
function cd10 { cd (dir -Directory)[-10] }
function cd11 { cd (dir -Directory)[-11] }
function cd12 { cd (dir -Directory)[-12] }
function cd13 { cd (dir -Directory)[-13] }
function cd14 { cd (dir -Directory)[-14] }
function cd15 { cd (dir -Directory)[-15] }
function cd16 { cd (dir -Directory)[-16] }
function cd17 { cd (dir -Directory)[-17] }
function cd18 { cd (dir -Directory)[-18] }
function cd19 { cd (dir -Directory)[-19] }
function cd20 { cd (dir -Directory)[-20] }
#function cd1 { cd (dir | Select-String -Pattern '[0-9]{8}$')[-1] }
#function cd2 { cd (dir | Select-String -Pattern '[0-9]{8}$')[-2] }
#function cd3 { cd (dir | Select-String -Pattern '[0-9]{8}$')[-3] }
#function cd4 { cd (dir | Select-String -Pattern '[0-9]{8}$')[-4] }
#function cd5 { cd (dir | Select-String -Pattern '[0-9]{8}$')[-5] }
#function cd6 { cd (dir | Select-String -Pattern '[0-9]{8}$')[-6] }
#function cd7 { cd (dir | Select-String -Pattern '[0-9]{8}$')[-7] }
#function cd8 { cd (dir | Select-String -Pattern '[0-9]{8}$')[-8] }
#function cd9 { cd (dir | Select-String -Pattern '[0-9]{8}$')[-9] }
#function cd10 { cd (dir | Select-String -Pattern '[0-9]{8}$')[-10] }
#function cd11 { cd (dir | Select-String -Pattern '[0-9]{8}$')[-11] }
#function cd12 { cd (dir | Select-String -Pattern '[0-9]{8}$')[-12] }
#function cd13 { cd (dir | Select-String -Pattern '[0-9]{8}$')[-13] }
#function cd14 { cd (dir | Select-String -Pattern '[0-9]{8}$')[-14] }
#function cd15 { cd (dir | Select-String -Pattern '[0-9]{8}$')[-15] }
#function cd16 { cd (dir | Select-String -Pattern '[0-9]{8}$')[-16] }
#function cd17 { cd (dir | Select-String -Pattern '[0-9]{8}$')[-17] }
#function cd18 { cd (dir | Select-String -Pattern '[0-9]{8}$')[-18] }
#function cd19 { cd (dir | Select-String -Pattern '[0-9]{8}$')[-19] }
#function cd20 { cd (dir | Select-String -Pattern '[0-9]{8}$')[-20] }
function doc { cd ~/Documents/ }
function dwm { cd ~/Downloads/ }
function drv { cd ~/OneDrive/ }
function pic { cd ~/Pictures/ }
function vid { cd ~/Videos/ }

#========================================================================
# utilities shortcuts
#========================================================================
function g_pull { git pull }
function g_push { git commit -m 'updated'; git push origin master }
function g_add { git add }

function getpass { openssl rand -base64 20 }