日本のアマゾンウェブサービス(AWS)ユーザーによる全国イベント「JAWS DAYS 2016」(主催: JAWS-UG)が3月12日、東京・新宿で開催された。本稿では、キーノート「JAWS-UGこれまでとこれから」で語られたAWSユーザーグループ成長の軌跡と今後の方向性について、ダイジェストでお届けする。

JAWS-UGの歩みと現状

キーノートに登壇したのは、アールスリーインスティテュートのファウンダーであり、JAWS-UG代表を務める金春利幸氏だ。金春氏はまず、JAWS-UGの現状について、次のように説明する。

アールスリーインスティテュート ファウンダー/JAWS-UG代表 金春利幸氏

アールスリーインスティテュートのファウンダーであり、JAWS-UG代表を務める金春利幸氏

「2010年10月に参加者5人でスタートしてから5年半が経ち、今では札幌から沖縄まで全国に50カ所以上の支部が設立されるまでになりました。テーマも初心者中心のものから、女子会、エンタープライズ、HPC、コンテナ、IoTなど多岐にわたっています」(金春氏)

金春氏がJAWS-UGのイベントに積極的に参加し始めたのは、2013年に大阪で開催された「AWS FESTA Kansai 2013」からだという。大阪・京セラドームのゲート周辺や、ショッピングモールを会場にした手作り感満載のイベントで、参加者は約700人だった。その翌年には、今回と同じベルサール新宿グランドを会場に「JAWS DAYS 2014」を開催。エントリーは1,300人、参加者800人と規模を拡大し、テレビ局が取材に訪れるなど一般にも注目されるイベントになった。同年、東北で初開催された「JAWS FESTA Tohoku 2014」には、東北電子専門学校を会場に260人が参加したという。

そして昨年の「JAWS DAYS 2015」はエントリー1,500人、参加者1,000人の規模にまで成長した。会場入口には「AWS麻雀(牌がAWSの各サービスのアイコン)」の雀卓が設置されるなど、遊び心ある運営はそのままに、東京以外のメンバーがリモートで準備作業を実施して規模拡大に対応。また、9月には全国12カ所をネット会議システムで接続し、各地からセッションを実施するというリモート勉強会「JAWS re:Mote 2015」を開催したという。11月に開催した九州初のイベント「JAWS FESTA Kyushu 2015」では、歴代エバンジェリストが揃い踏みし、参加者170人の多くがイベント後の飲み会まで参加する盛り上がりを見せた。

「JAWS-UGの活動をキャズム理論の普及曲線で見ると、アーリー・アダプタ、アーリー・マジョリティを超えたあたりだと思います。参加者の多様性が増して、多くの専門支部が設立されましたが、活動が減ってきている支部がいくつかあり、目立った活動をする人も少なくなってきた印象です」(金春氏)

>> コミュニティ活動への参加が、人生を変える