これまで、本連載ではTechNet Onlineのコンテンツ紹介を中心に取り上げてきた。もちろん、TechNet Onlineは「誰でも利用できる問題解決アシスト手段」として極めて有用な存在だが、それだけがTechNetというわけでもない。

これまで言及してきていなかったTechNetサブスクリプションについて簡単に紹介した上で、その中でもユニークな存在であるTechNet Plus Directサブスクリプションについて、申し込みから利用手順まで取り上げてみることにしよう。

TechNet Plusサブスクリプションとは

サブスクリプション、日本語に訳すと「購読」となるだろうか。これだけだと何のことだかよく分からないが、TechNet Plusサブスクリプションとは、TechNetライブラリを初めとするシステム管理者向けの情報提供と、評価用ソフトウェアの提供で構成される有償サービスと考えればよい。

TechNetライブラリ自体はTechNet Onlineでも提供されているが、これはインターネットに接続可能な環境でなければ利用できない。ヘルプファイルの形で提供されるTechNetライブラリであれば、手元のコンピュータにセットアップして利用するため、オフライン環境でも利用できる。その代わり、最新情報の反映には最新版の入手と再セットアップが必要になるが。

評価用ソフトウェアについては、話は簡単だ。現行のマイクロソフト製品、あるいは新しいマイクロソフト製品のβ版や製品候補版(RC : Release Candidate)を提供して、実運用のための評価に供するというものだ。機能制限版ではないし、β版・RC版を除いて有効期限付きという訳でもないが、ライセンス上はあくまで「評価用」で、業務用の本番環境として利用することはできない点に注意したい。

TechNet Plusサブスクリプションを申し込むと、TechNetライブラリ、あるいは各種ソフトウェアが、DVD-ROMの形で送られてくる。サブスクリプションサービスの種類・概要については、以下のWebページも参考になるだろう。

サブスクリプション ホーム

http://technet.microsoft.com/ja-jp/subscriptions/default.aspx

TechNet Plus Directサブスクリプションの特徴

そこでユニークな存在が、TechNet Plus Directサブスクリプションだ。

他のTechNet Plusサブスクリプション、あるいは開発者向けのMSDNサブスクリプションは、メディアが送られてくる形態をとっている。ところがTechNet Plus Directサブスクリプションは例外で、物理的なメディアは来ない。手に入るのは、必要なソフトウェアをダウンロード入手する手段だけだ。

つまり、提供対象になっている製品の一切合切をDVD-ROMで受け取ると、手元にDVD-ROMの山ができてしまうし、その中には使用しないものも含まれる。それであれば、必要なときに必要なものだけをダウンロードして使う方が経済的、というわけだ。

かつて、アナログモデムやISDNによるダイヤルアップ接続を使っていた時代には非現実的な方法だったが、xDSL接続や光ファイバー接続が当たり前になった昨今であれば、この方法にも十分に有用性がある。

それに実際のところ、β版やRC版の入手に際してはDVD-ROMの送付を待たず、スピード重視でダウンロードによって対応する場合が多い。その対象を全製品に拡大しただけだ。メディアの送付が必要ない分だけ経費が安く済むことから、価格も安価になっている。通常のTechNet Plusサブスクリプションなら75,000円のところ、TechNet Plus Directサブスクリプションなら39,000円で済む(いずれもシングルユーザーライセンスの年額)。

申し込みの手順

TechNet Onlineのトップページにある[サブスクリプション]をクリックすると、TechNetサブスクリプションの情報ページに移動する。そこに[ご購入はこちら]というボタンがあるので、それをクリックするとオンラインによる申し込みが可能だ。決済手段は、クレジットカードと銀行振込のいずれかを選択できる。

TechNet Onlineのトップページで[サブスクリプション]をクリックする。

TechNetサブスクリプションの情報ページ。ここで[ご購入はこちら]をクリックする。

続いて表示する画面で[サブスクリプションの新規購入]を選択して[移動]をクリックする。

[サブスクリプションの新規購入]を選択してから[移動]をクリックする。

続いてWindows Live IDでのサインインを求められる。利用開始後にも出番があるので、もしもWindows Live IDを取得していなければ、これを機会に取得しておくとよい。筆者はすでに取得済みで、住所などの情報も登録してあるので、サインインするだけだ。

サインイン後に、購入するサブスクリプションを選択する。[TechNet Plus Direct]と[TechNet Plusシングルユーザーサブスクリプション]があるが、本稿で取り上げているのは前者だ。

サブスクリプションの種類は、[TechNet Plus Direct]をクリックする。

次の画面で内容を確認したら、[購入]をクリックする。その後は、送付先情報の入力、請求先情報の入力と決済手段の選択・設定、注文内容の確認と続く。確認画面で[購入]をクリックすると注文確定となる。

注文内容の確認画面。間違いがなければ、画面をスクロールして[購入]をクリックすると注文確定となる。

注文が確定したら、自宅に会員証などの書類が送られてくるはずだ。

『TechNet Plus Direct サブスクリプション』を5名様にプレゼント!

2010年2月28日までに応募された読者の中から、抽選で5名様に「TechNet Plus Direct サブスクリプション」をプレゼントします。

TechNet Plus サブスクリプションは、情報システムの評価、導入、運用、管理を支援する IT プロフェッショナルのための年間購読サービスで、マイクロソフトの最新技術リソースや、製品評価版のソフトウェアやベータ版をダウンロードして評価目的で利用できます。

TechNet Plus サブスクリプションの詳細はこちら

ご提供: マイクロソフト


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応募方法 : マイコミコミジャーナル会員でない方は、「プレゼントに応募する」ボタンをクリックして案内に従って会員登録を済ませてからご応募ください。※会員登録されていても追加情報の登録が必要な場合があります。

賞品名 : TechNet Plus Direct サブスクリプション(抽選・5名様)
応募締切 : 2010年2月28日(日)
発表方法 : 当選者に当選を知らせるメールをお送りしますので、これをもって発表に代えさせていただきます。