AIとノーコードで業務アプリを開発できる「kintone」は、業務効率化という文脈で語られることが多いけれど、目線を少し変えて、働く選択肢を増やし、ライフイベントもキャリアも楽しめるようになった人々を紹介する本連載。

妊娠初期に多くの人が経験する「つわり」。その症状は人それぞれですが、なかには通勤や出社が難しくなるほど深刻なケースもあります。そうした中で、仕事を続けることに不安を感じる人も少なくないでしょう。

今回は、つわりに悩まされながらも、kintoneと職場のサポートを活用して仕事を続けた、サイボウズで製品プロモーションを担当する社員・しおりんさんに登場いただきます。

妊娠初期、通勤すらできない――突然のつわり

突然、吐き気や立ちくらみに悩まされるようになったしおりんさん。病院で検査したところ、赤ちゃんを授かっていることがわかりました。

初めての赤ちゃんを授かり、うれしいことこのうえなかったそうですが、「つわり」と呼ばれる妊婦特有の体調不良に、約2カ月ほど悩まされることになったそう。

つわりは人によって症状が異なりますが、しおりんさは以下のような体調不良で苦しまれたとのこと。

  • 常に車酔い状態
  • 電車がきつすぎて、乗ると毎回吐く
  • 家から徒歩13分の駅に行くので体力を使い果たす(20分以上かけて辿り着いていました)
  • 気持ちが悪いので、家では寝たきり

これでは、とてもじゃないけど、オフィスで働くことは難しいですね。

「このまま働けない?」不安を変えたkintoneと職場の支え

「こんな調子では、会社もしばらくお休みしなくちゃいけないのではないか」と落ち込んでしまったしおりんさん。

「入社3年目で、キャリアとしてはやっと本番というタイミングで仕事が思うように進められないのは、とても苦しかったし怖かった」とのこと。

そんなしおりんさんを救ったのが時間や出社頻度を調整しながら、働くことができるkintoneと周囲の方々のフォローです。サイボウズの風土とkintoneを活用して、仕事を続けることができました。

つわりでも仕事を続けられた――kintoneの3つの強み

しおりんさんは、「kintoneがあってよかった!」と思えたポイントとして、以下の3つを紹介してくれました。

電車に乗らなくても働ける

しおりんさんがつわりで苦しむ中、最大の敵だったのが「電車通勤」でした。電車に乗っているだけで具合が悪くなり、30分ほど揺られて会社に着く頃には、とても仕事に集中できる状態ではなくなってしまったとのこと。

そこで、オンラインでコミュニケーションができるkintoneを利用することで、自宅からでも社内のメンバーと同じように仕事ができたそうです。

  • 在宅勤務のときは、kintone上で業務開始を宣言。オフィスに出社している他のメンバーも、ここに勤怠連絡を入力

    在宅勤務のときは、kintone上で業務開始を宣言。オフィスに出社している他のメンバーも、ここに勤怠連絡を入力

「自宅で勤務ができると、辛い電車に乗らなくてよいため、具合が悪くならずに仕事をスタートできました。また、往復2時間弱かかっていた通勤時間がなくなったことで、朝は体調を整えて仕事に臨んだり、早めに安静にして、次の日の業務に備えたりすることもできました」としおりんさん。

体調に合わせて、いつでも在宅に切り替え

事前に在宅勤務の準備をしていればよいですが、紙の書類が必要になるなど、どうしても会社に行かなければならない時もありますよね。

しかしkintoneでは、資料やデータ、関係者とのやりとりをひとまとめにできるので、「今日は在宅で事例取材の準備を進めたいけど、営業の方にいただいた資料が手元にないから、出社しなきゃ」といったことを最小限に抑えられるそうです。

そのため、「オフィスに出社する際と変わらない情報量で、仕事を進めることができました」としおりんさんは振り返ります。

「その日の体調と相談して、いつでもフレキシブルに在宅勤務に切り替えられる状態だったのは、本当にありがたかったです!」

  • 取材記事作成タスクを管理する「取材依頼アプリ」。取材依頼書やタスクのステータス、原稿のデータや資料、関係者とのやり取りを集約

    取材記事作成タスクを管理する「取材依頼アプリ」。取材依頼書やタスクのステータス、原稿のデータや資料、関係者とのやり取りを集約

社外とのやりとりもオンラインで完結

製品プロモーションという仕事は、代理店や制作会社など、社外の人とのやり取りも多いです。

ですが、対面での打ち合わせにおいて途中で具合が悪くなったりしたときに対応に困ってしまいます。

「社内の人に対して以上に、社外の方には気を遣わせてしまわないかとヤキモキしていました」としおりんさん。

kintoneは社外の人とやりとりできる機能があるため、直接打ち合わせをしなくても、kintne上の資料などを見ながらやりとりすることができます。テキストベースでも打ち合わせのようにやり取りができるため、社外の人とのやり取りが多いしおりんさんでも、在宅勤務をするハードルが大きく下がったそうです。

  • やりとりは議題ごとに自然と整理されるため、メールのように「どこにやりとりの履歴があるかわからない」ということもなく効率的

    やりとりは議題ごとに自然と整理されるため、メールのように「どこにやりとりの履歴があるかわからない」ということもなく効率的

不安を軽くした「子育てスペース」という存在在

妊娠すると、次のステップとして「保育園はいつから入るのかな?手続きは?」「お休み中はスキルアップにつながることをやったほうがいいかな?」など、さまざまな疑問が出て来るもの。

そんなちょっとした悩みもkintoneが解決してくれたそうです。サイボウズが使っているkintoneには、パパママ社員が情報共有をする「子育てスペース」があり、子育て情報が満載とのこと。

しおりんさんは「職場復帰したあとのイメージも湧き、『みなさん、同じように仕事と子育ての両立に奮闘しているんだなあ』と、とても勇気づけられました」と話します。

キャリアを止めない働き方を、kintoneが支えた

つわりが終わった後も、体調を見ながらkintoneを活用して在宅勤務を続け、無事出産されたそうです。

「『自分の体や家族のことにも向き合いたいが、キャリアが停滞するのは不安』という気持ちは、今のような働き方ができることで、少しずつ前向きになってきました」と語るしおりんさん。

自分自身が新しいライフステージの変化を迎えたことで、「女子にとってITツールは大事だな」と、身をもって体験したといいます。

つわりや出産、介護など、ライフステージの変化は誰にでも起こり得ます。そうした変化の中でも、働くことをあきらめないための選択肢を持てるかどうか。そのカギの一つが、kintoneのようなツールと、それを生かす職場のあり方なのかもしれません。

kintoneの公式お仕事まんが『ホップ☆ステップ きとみちゃん』の主人公・彩紡(さいぼう)きとみ(28歳)は日本橋で働きながら、仕事のストレスをkintoneで解決しています。

ストレスを我慢しがちなきとみちゃんだからこそ、合言葉は「がまんしない!」。我慢を日々、積み重ねている方も多いのでは? きとみちゃんと一緒に、ストレスフリーな働き方を目指しませんか?