今回は、k&iソリューションズの「AI-OCRプラグイン for kintone」を用いて、AIプラグインをkintoneに組み込む手順を紹介します。同プラグインは、紙文書などをスキャナで読み取って電子データとして保存するためのプラグインです。ペーパーレス化作業への大きな省力化となるでしょう。
他のkintone用AIプラグインでも組み込み手順は基本的に同じです。一度経験すれば簡単なのですが、初めての時は戸惑うことも多いでしょう。
プラグイン組み込み手順の概要
サードパーティー製のAIプラグインをkintoneに組み込む手順の概要を紹介します。なお、kintoneのライトコース契約ではプラグインを利用できませんので、あらかじめ、スタンダード以上のレベルのライセンス契約がkintoneの契約が必要です。
- AIプラグインの発売元とAIプラグインの利用契約を結ぶ。あるいはトライアル(試用)を申し込む。
- 発売元サイトからAIプラグインのパッケージをダウンロードする。
- AIプラグインをkintoneにアップロードして登録する。
- kintoneに登録したAIプラグインにライセンス認証を行う。
- アプリでAIプラグインを使う。
製品によっては、AIプラグインだけでなくkintone用のテンプレートも一緒に組み込む場合もあります。
特徴的なのは、kintoneへのプラグインのアップロード、組み込みがZIP形式のアーカイブ(書庫ファイル)で行われることです。AIプラグインの組み込み用ZIPファイルを、展開せずにZIPファイルのままkintoneにアップロードします。 ただ、これにも注意が必要です。
kintoneアップロード用のZIPファイルを、さらに他のファイル(マニュアル、ライセンス証書等)と一緒にアーカイブして配布しているケースも多々あるからです。
例えば、発売元からAIプラグインのパッケージZIPファイルをダウンロードして展開すると、その中に、マニュアルなどのドキュメントと、kintoneにインストールするためのAIプラグイン本体のZIPファイルが収録されている。ZIPファイルの中にZIPファイルが入っているというケースです。今回紹介するAI-OCRプラグイン for kintoneもそのパターンになります。
そのため、発売元のサイトからAIプラグインパッケージをダウンロードしたら、そのZIPファイルを展開していいのか悪いのか、展開するならどこまで展開すればいいのか、製品説明をよく読んで確認しなければなりません。
AI-OCRプラグイン for kintoneのパッケージ確認
製品を購入して発売元サイトからAI-OCRプラグイン for kintoneのパッケージファイルをダウンロードします。ZIPファイルになっているので、展開します。
(1)AI-OCRプラグイン for kintoneのパッケージファイル
(2)展開すると、ドキュメントや補助ツールなど、多数のファイルが収録されている。このうち「kintone」フォルダーの中に、AIプラグインやテンプレートが収録されている。
AI-OCRプラグイン for kintone の場合は、1つのテンプレートと7つのAIプラグインをkintoneに組み込まなければなりません。
(3)展開した「プラグイン」フォルダーを開くと7つのAIプラグインのZIPファイルが保存されている。このZIPファイルは展開してはならない。
AIプラグインの組み込み
AIプラグインのZIPファイルをそのままkintoneにアップロードします。まず、kintoneの管理者権限のあるユーザーIDでkintoneにログインしてください。
(1)「設定」(歯車)をクリック
(2)「kintoneシステム管理」メニューをクリック
(3)メニューから「プラグイン」をクリック
(4)プラグインメニューの左上にある「読み込む」をクリック
(5)「参照」ボタンをクリックして、展開したAIプラグインのZIPファイルを選択
(6)「読み込む」ボタンをクリック
(7)AIプラグインが読み込まれたことを確認
これでAIプラグインの組み込み(インストール)は完了です。AI-OCRプラグイン for kintoneの場合は、全部で7つのAIプラグインがありますので、(4)~(7)の手順を繰り返して、すべてのプラグインを組み込みます。
(8)7つのプラグインをすべて組み込んだ画面
テンプレートの組み込み
AI-OCRプラグイン for kintoneの場合は、テンプレートの読み込みも必要になります。テンプレートも、基本的にはプラグインと同じ操作になります。プラグイン読み込み手順の(3)の部分で、「プラグイン」ではなく「スペーステンプレート」を選択します。
(1)設定メニューで「スペーステンプレート」をクリック
あとは、AIプラグインを組み込んだときと同様に、「読み込み」ボタンをクリックして、AI-OCRプラグイン for kintoneのパッケージに収録されていたテンプレートのファイルを読み込みます。テンプレートファイルはZIPファイルではなく、拡張子.sptplのファイルとなります。
(2)AI-OCRプラグイン for kintoneのテンプレートを読み込んだ。
ライセンスの設定
最後にライセンスコードを入力して、ライセンス認証を行います。一度、kintoneのホーム画面に戻って下さい。
(1)「ホーム」ボタンをクリックしてホーム画面に戻る
(2)スペースを作成する「+」ボタンをクリック
(3)「スペースを作成」メニューをクリック
(4)スペーステンプレート「AI-OCR」をクリック
AI-OCRプラグイン for kintoneの8つのアプリが作成されていることを確認できます。これらのうち、ログアプリはプラグインを使用しません。ログアプリ以外の7つのアプリについて、1つずつプラグインのライセンス認証手続きが必要です。
(5)最初のアプリとして「①帳票リストアプリ」をクリック
(6)アプリの設定ページの右上にある「設定」(歯車)ボタンをクリック
(7)「設定」タブをクリック
(8)「プラグイン」メニューをクリック
(9)プラグイン設定ページの「設定」(歯車)ボタンをクリック
(10)発売元から通知されたライセンスキーを入力
(11)「保存」ボタンをクリック
(12)メッセージウィンドウに対して「OK」をクリック
(13)「アプリを更新」ボタンをクリック
(14)もう一度確認メッセージで「アプリを更新」ボタンをクリック
(15)左上の「AI-OCR」をクリックしてアプリの画面に戻る
これで、最初のプラグインのライセンス認証を終えました。あとは、この手順の(5)~(15)を繰り返して、残り6つのプラグインについてもライセンス認証手続きを済ませてください。
以上でAI-OCRプラグイン for kintoneの組み込み作業は終了です。
まとめ
今回は、AI-OCRプラグイン for kintoneのkintoneへの組み込み手順を紹介しました。
AI-OCRプラグイン for kintoneでは、スペーステンプレートを読み込むことによって、自動的にアプリにプラグインが割り当てられました。AIプラグインの他の製品では、ユーザーがアプリを作成して自分でプラグインをアプリに設定する手順になる場合もあります。
いずれにせよ、他のAIプラグインでも、基本的には同じ操作です。プラグインの組み込み作業はそれなりに手間がかかります。時間的に余裕があるときに、製品付属のドキュメントを確認しながら、落ち着いて作業をしてください。
次回は、実際にAI-OCRプラグイン for kintoneを使ってみます。





















