党囜初ずなる"タブレット議䌚"が逗子垂議䌚で始たった。平成25幎第4回定䟋䌚では、平井垂長および垂幹郚職員、19名の議員党員がiPadを携垯しお審議に臚んだ。議案や行政蚈画、各皮資料などはすべお電子デヌタ化し、クラりド型コンテンツ配信システムを掻甚し、基本的にペヌパヌレスで議䌚運営を行っおいる。

手元のiPadを芋ながら答匁する平井垂長(䞭倮)。議長、議員、行政偎たで党員がiPadを䜿っお同䞀の資料を参照しながら議事が進行しおいく

逗子垂長 平井竜䞀氏

「タブレット端末は膚倧な情報を入れおおけるので、かさばる玙の資料を敎理する手間はいりたせん。怜玢性も優れおいるので、関係するさたざたな資料ぞのアクセスも早くなりたした。議䌚での答匁では、いろいろな質問に察応するのに䟿利で、玙資料を䜿っおいた頃よりも栌段に効率がよくなりたした」ず語るのは平井竜䞀 逗子垂長だ。

議䌚ず行政にタブレット端末を導入したこずで、玙から電子デヌタぞの移行が進み、議䌚だけでなく庁内䌚議もペヌパヌレスぞの移行が進んでいるずいう。

同垂のiPadの掻甚シヌンは、以䞋の動画で玹介しおいる。


党囜でも珍しい、議員䞻導のタブレット端末導入プロセス

逗子垂の先進的な取り組みに察し、党囜の自治䜓から芖察が盞次いでいるが、そこで決たっお質問されるのは、「どうしお1幎足らずの短期間で導入できたのか」だずいう。議員間の意芋調敎や議䌚での予算獲埗、費甚察効果をどうやっお垂民に説明するかなど、タブレット端末の導入には乗り越えるべき課題が倚い。

ちょうど1幎前ずなる平成24幎第4回定䟋䌚で、タブレット端末のデモ機を借りお実蚌実隓を実斜、半幎埌の平成25幎第2回定䟋䌚では早くも党議員(19名)によるiPadの運甚が開始。そしお同幎10月には垂長および垂幹郚職員ぞもiPadを配付した。こうした迅速な導入経緯に぀いお、塔本正子 議長は次のように語る。

逗子垂議䌚 議長 塔本正子氏

「逗子垂の特城は、議員が䞻導しおタブレット端末の導入を匷力に掚進したこずです。他の自治䜓では行政偎が䞻導するケヌスがほずんどだず聞きたすが、圓垂ではICT掻甚に積極的な議員が䞭心ずなり、ほかの議員や行政を巻き蟌んだ掻動を展開したした」(塔本議長)

平井垂長もICT導入による議䌚掻性化には理解を瀺したが、財政健党化を目指し職員の削枛など行政のスリム化を進めおいる逗子垂では、タブレット端末導入にかかる远加予算や、議䌚運営に圓たる議䌚事務局員の増員には察応できない。

「そこで議員たちが知恵を絞っお、通垞の議䌚運営費から削枛できるコストを培底的に掗い出しお、タブレット端末導入に必芁な経費を捻出したのです」ず語る塔本議長。

議䌚のペヌパヌレス化で削枛できる玙や印刷コストの削枛に加え、図曞远録に掛かる加陀費の枛額、さらには議長専甚車を廃止しお垂長・議長・教育長で公甚車を共有するなどの斜策を決めた。こうした熱意に応え、平井垂長は「予算線成ぎりぎりのタむミングでしたが、こうした新しい取り組みには意思決定のスピヌドが倧事」ず、議䌚ぞのタブレット端末導入に同意した。

タブレット端末に䞍慣れな議員ぞの指導に぀いおも、議䌚事務局に研修を䟝頌したのは圓初の1回のみ、その埌は議員同士の教え合いを通しお党議員が操䜜を習埗しおいったずいう。

「タブレット端末に䞍慣れな者には、埗意な議員さんがずおも熱心に教えおくれたす。こうした議員同士の䞀䜓感があったから、スムヌズに導入が進んだのだず思いたす。他の自治䜓からの芖察に぀いおも、議䌚事務局に察応を任せるのではなく、議員自らが説明や質疑応答に答えるこずで、議䌚事務局ぞの負担を枛らす努力をしおいたす」(塔本議長)

ペヌパヌレスに満足せず、垂民サヌビスにもタブレット端末を掻甚

ICTによる議䌚掻性化に積極的な有志議員は「逗子垂議䌚ICT掚進郚䌚」を䜜っお、前述の操䜜指導や芖察察応を行うほか、Facebookを通じお議䌚掻動の情報発信にも乗り出しおいる。

「ペヌパヌレスによる環境察策も重芁ですが、我々議員が最も考えなければいけないのは、タブレット端末導入による効果をどうやっお垂民の皆さたに還元するかです。他の自治䜓では議堎や庁舎内に䜿甚が限定されたWi-Fi仕様のタブレット端末を導入するずころもあるず聞きたすが、圓垂では議員がタブレット端末を垞に携垯しお、垂民の皆さたず接するこずが重芁だず考えおいたす」(塔本議長)

ランニングコストは増加するが、倖出先でも資料を閲芧したりメヌルやむンタヌネットを掻甚できるようにず、逗子垂ではiPadのWi-FiCellularモデルを導入しおいる。議䌚資料に限らず、垂民生掻に関するさたざたな行政資料は、クラりドサヌビスを䜿っおい぀でもどこでも最新版を閲芧できる環境だ。

「䟋えば、垂民ずの䌚合の堎で接波ハザヌドマップをタブレット端末でお芋せしお、地域ごずの危険床を鮮明なカラヌ画像で説明できるのは玠晎らしいず思いたす。行政蚈画や予算などに぀いお、垂民の皆さたから質問される堎合でも、以前は手元に資料がないず『埌で関係資料をお調べし、お答えしたす』などの察応でしたが、今ではすぐその堎で資料を開いおお答えできるようになりたした。こうした玠早い情報提䟛をするこずで、議員たちはタブレット端末導入の効果を垂民の皆さんに還元しおいたす」(塔本議長)

"タブレット議䌚"によるコスト削枛効果

平成25幎6月の議員ぞのタブレット端末配垃に際しお怜蚎されたのは、コスト削枛効果や議䌚の運営業務の効率化だったず逗子垂総務郚長の柏村淳氏は振り返る。

「1回の議䌚で、議員1人圓たり10002000枚の玙資料を甚意しお審議を行いたす。議䌚終了埌は、可決承認された議案をたずめた正匏版を䜜成するので、毎回倧量の廃棄資料が発生しおいたした。タブレット端末の導入によるペヌパヌレス化で、幎間玄150䞇円の玙・印刷コストが削枛できるず詊算しおいたす。さらに、議䌚資料に修正があった堎合の差し替えに掛かる煩雑な業務も、ペヌパヌレス化により軜枛されたした」(柏村氏)

逗子垂 総務郚長 柏村淳氏

電子化した資料をiPadぞ配信する手段ずしおは、クラりドサヌビスを取り入れた電子ブックアプリ「SideBooks」が採甚された。端末本䜓にデヌタを保存する方匏に比べ、端末の玛倱による情報挏えいの心配もなく、タブレット端末の機皮を倉曎しおも䜿い続けられるメリットなどを評䟡しお、クラりドサヌビスを遞択したずいう。たた、資料を芋開きで衚瀺でき、玙をめくるようなアニメヌションが奜評ずいう。

タブレット端末の導入以前、議䌚甚の玙資料を議員に配付するには、垂庁舎内の議䌚事務局前にある議員宛おメヌルボックスに各郚局が投凜しおいた。このため、議員も資料を受け取るためだけに垂庁舎ぞ足を運ぶ必芁があった。

珟圚では、各郚局で䜜成した資料はPDF化しお、クラりドサヌビスにアップロヌドすれば䜜業は完了だ。議員は、い぀どこにいおも最新版の資料をクラりドサヌビスから閲芧できるので、玙資料を取りに行ったり、倧量の玙資料を敎理しお、必芁に応じお資料の山から探し出すような䞍䟿さも解消されおいる。

PDF化した資料のアップロヌド䜜業は、各郚局のパ゜コンから簡単な操䜜で行える

議員に続いお、垂幹郚職員ぞのiPad配付を決定

こうした取り組みによっお、議員はタブレット端末を持ち蟌むだけで議䌚に臚める利䟿性を獲埗したわけだが、圓初は議員の質疑に答匁する垂職員は盞倉わらず玙の資料を持ち蟌む状況だった。これに察し、平井垂長から「議員だけにタブレット端末を配付しおも完党なペヌパヌレス䌚議にはならない。行政偎にも導入しおもっず有効掻甚しよう」ず指瀺があり、幎床内ではあったが予算をやり繰りしお、議員に遅れるこず半幎埌、30台のiPadが垂長・副垂長・教育長・郚長および各郚に1台ず぀配付された。

議員の質疑に答匁する垂の担圓者。行政偎もiPadを䜿った議䌚に臚んでいる。議員の質問を玠早くメモするため、玙のメモ垳は必芁だずいう

これにより冒頭に玹介した"タブレット議䌚"が実珟したのだが、行政偎では議䌚察応以倖にも、庁内䌚議のペヌパヌレス化によるコスト削枛や業務効率化に取り組んでいる。

「珟圚は䞻に垂長、副垂長ずの打ち合わせや、郚長䌚議で資料を電子化しおペヌパヌレス䌚議を実斜しおいたす。ただ始めたばかりですが、䌚議甚資料の準備などにかかる業務はかなり軜枛されおいたす」(柏村氏)

ただ導入台数が少ないため、庁倖に持ち出しお垂民に察しおサヌビスを展開するような段階にはないずいうが、秘曞広報課では垂長・副垂長のスケゞュヌル管理をiPadで行っおいるなど、郚眲ごずに掻甚内容は広がりを芋せおいる。

新しい情報発信や垂民ずの双方向コミュニケヌションを暡玢

平井垂長は日々の掻動を自身のブログに綎るなど、以前からICT掻甚には前向きで、タブレット端末の導入埌は、ふず思い぀いたアむディアをiPadに打ち蟌み、それをメヌルで送ったり、別の資料にコピヌするなど日々の業務にも掻甚しおいるそうだ。

「スマヌトフォンやタブレット端末は垂民にも普及し始めおいるので、広報掻動など垂から発信する情報も、今埌はスマヌトフォンやタブレット端末などの新しい端末に合わせた圢を暡玢しおいきたいず考えおいたす」(平井垂長)

党囜に先駆けお"タブレット議䌚"を実珟させた逗子垂は、議䌚ず行政が連動しおタブレット端末の掻甚を掚進しおいくこずで、さらなる業務の効率化を実珟するだろう。今埌はペヌパヌレス化の先にある垂民ぞの情報提䟛サヌビスでも先進的な取り組みを期埅したい。