前回まではGoogle WorkspaceのAI動画制作ツール「Flow」で、AIを活用して動画を作成する方法について説明しました。しかし、Flowでは動画だけでなく画像の作成も可能で、しかも編集機能を備えていることから、Google Workspaceの他のツールと比べビジネス用の画像を作成するのにも便利です。「Google Workspaceをビジネスで活用する」の過去回はこちらを参照。
そこで、今回はFlowを用い、ビジネスに関連する内容を分かりやすく解説する漫画やインフォグラフィックなどを作成する方法について、簡単に説明したいと思います。
ただ、ビジネス向けの画像には文字を正しく出力することが不可欠ですので、事前に画像生成モデルを変更しておく必要があります。
ビジネス向けの画像を生成・編集する方法
Flowで画像を生成する際、初期設定では画像生成モデルに「Nano Banana」が割り当てられていますが、そのままの状態で文字の入った画像を生成しようとするとうまく表現できません。
そこでまずは、設定で画像生成モデルを変更する必要があります。具体的には、設定画面から「モデル」を「Nano Banana Pro」に変更しましょう。ちなみに、この設定では画像を縦向きと横向きのどちらで出力するか、1回のプロンプトで何枚の画像を生成するかも指定できます。
設定が完了したら、生成したい画像の内容をプロンプトで入力し、送信して下さい。
すると、プロンプトをもとにした画像が生成されます。画像の内容を変更したい場合は、さらに画像をクリックして編集画面に移行します。
画像の編集画面は動画の編集と同様、特定の場所を選択してプロンプトで指示をすることにより、一部分に追加・修正などをすることが可能です。ここでは生成した漫画の4コマ目の人物だけが老けてしまっているので、選択ツールを選んで該当する顔の部分を選択した後、他のコマに合わせるようプロンプトで指示を出します。
新たな画像が生成され、確かに4コマ目の顔は変更してくれたのですが、なぜか2、3コマ目の顔の表情まで変わってしまいました。選択ツールを使っても他の部分を変更してしまうことが少なからずあるようなので、注意が必要です。
選択部分以外の内容を変更しないようにするには、プロンプトでその旨の指示を追加するのがいいでしょう。今度は選択部分以外一切変更しないよう、プロンプトに指示を入れて送信します。
今度は選択部分以外の内容は変えずに、修正した画像を生成してくれます。AIが進化したとはいえ、必ずしも思うような修正をしてくれるとは限らないので、うまく修正するにはさまざまなプロンプトを試す必要があるかもしれません。
線や矢印、文字などを追加する機能
なお、Flowの画像編集には、プロンプトで画像を修正する機能だけでなく、線や矢印、文字などを追加する機能も備わっています。画像内の特定の場所を強調したい場合などに活用すると便利でしょう。
ちなみに、画像全体に大幅な変更を加えたい場合は、生成した画像を基にプロンプトで指示を出し、変更することも可能です。具体的にはまず画像を生成した後、画像にマウスカーソルを合わせて「プロンプトに追加」を選びます。
プロンプトを入力するボックスの左下に選択した画像が追加されるので、変更したい内容をプロンプトで入力します。ちなみに追加した画像を削除したい場合は、画像にマウスカーソルを合わせてクリックすればOKです。
あとはプロンプトの内容をもとに、元の画像をベースとしながら内容を変更したものを生成してくれます。後は編集機能使うなどして細かな部分を修正していけば、目的に応じた画像を用意できるのではないでしょうか。











