Googleの検索には知られざる機能が隠れている

会社や家庭でのパソコン利用で、いまや「検索」を使わないユーザーはかなり少数派だろう。ネットにあふれる情報から、必要な情報を探し出す検索は、今や無くてはならない存在だ。この連載では、Google検索を使って、より便利により役立つ情報を探し出す検索テクニックを紹介していこうと思う。

さっそくだが、Google検索にはさまざまな検索方法やオプションがある。中には、iPhoneで「tilt」と検索すると結果画面が傾いて表示されるとか、PCで「ascii art」と検索するとGoogleのロゴが文字で描かれたアスキーアートで表示されるなど「お遊び」っぽい機能もあるのだが、今回は第1回ということで、まずは複数のキーワードを使った検索から。基本的な検索方法だが、使い方によっては非常に便利な機能だ。

iPhoneで「tilt」と検索した画面。ちょっと傾いているのがわかるだろうか

PCで「ascii art」と検索した結果画面。Googleのロゴ表示に注目

大和撫子でもなくなでしこでもなく…

サーカー女子W杯 ドイツ大会。日本代表の活躍は目覚ましかったが、チームの活躍を調べようとチームの愛称「なでしこ」で検索すると、なでしこの用語説明や花の撫子の解説、はたまた日本語プログラム言語「なでしこ」まで登場してくる。

「なでしこ」で検索した結果画面。W杯の情報も含まれてはいるが、様々な情報が入り乱れている

このような際には「なでしこ」にさらに検索キーワードを加えて絞り込み検索を行うとよい。キーワードとキーワードの間にスペース(全角でも半角でも構わない)を入力して「なでしこ□サッカー」のように検索する方法だ(以下入力されたスペースを□で表す)。表示される検索結果は、「なでしこ」と「サッカー」という単語を含むページに絞られ、より目的に近い結果が得られる。

さらに、試合を見ていて日本代表なでしこジャパンの左サイドバックがなんだか知らないが気になったとしよう。その場合には、さらに検索キーワードを加えて「なでしこ サッカー 左サイドバック」で検索してみると、その選手が鮫島選手であることが結果に表示されるだろう。Googleイメージ検索ではキーワードでの画像検索ができるので、こちらも使えばもう鮫島選手に間違いないことがはっきりわかるというわけだ。

「なでしこ□サッカー」の結果画面。リーグ名の「なでしこ」なども一部に表示されるが、W杯に近づいた

「なでしこ サッカー 左サイドバック」の結果画面。なぜか日本代表MF香川選手が鮫島選手を…という内容が多いのが気になるが

まとめ

実際には最初から「サーカー女子W杯」と検索する人もいるだろうし、絞り込む用語も「なでしこ□試合結果」などかもしれないが、このように様々な情報の中から目的の内容に絞り込みたいときには検索キーワードを□(スペース)で区切ればいいと覚えておこう。なお、スペースで区切って入力できるキーワード数は32個まで。33個以上入力した場合には33個目以降は無視して検索結果が表示される。