今年3月にAnthropicから「Claude 3」という生成AIサービスがリリースされました。ChatGPTの性能を超えたなどと言われることもあり、注目を集めています。Anthropicは、このClaude 3で動作させるためのプロンプトを生成するプロンプトジェネレーターを用意しています。→過去の「柳谷智宣のChatGPTプロンプトクリエイティブラボ」の回はこちらを参照。
AIが考える最適なプロンプトにはどんなテクニックが使われているのでしょうか。今回は、Claude 3のプロンプトジェネレータでどんなプロンプトが生成されるのかチェックしてみましょう。
プロンプトジェネレーターでペルソナ作成のプロンプトを生成する
プロンプトジェネレーターはAnthropicのコンソールからアクセスします。「Generate a prompt」をクリックすると、タスクの入力画面が開きます。英語表記ですが、日本語で入力しても動作します。
ここでは「高級化粧品を購入する消費者の詳細なペルソナを日本語で作成してください」と入力し、「Generate Prompt」をクリックします。
プロンプトが生成されたら「Start Editing」で編集画面に移行し、出力させることができます。しかし、今回は生成されたプロンプトをChatGPTで実行してみましょう。
生成されたプロンプトを見てみましょう。まずは、「あなたは日本の高級化粧品ブランドのマーケターとして、ターゲット顧客のペルソナを詳細に描写する役割を担っています」とAIのロールを指定しています。
次に「TARGET_PERSONA」として変数が入っています。この部分は自分で入力せよ、ということです。プロンプトジェネレーターの編集画面では、自動的に入力を求めてきますが、ChatGPTで使う場合はあらかじめ入力しておきましょう。あとはそのままChatGPTに貼り付けて出力させてみます。