ChatGPTを業務で活用し、作業時間を短縮することで大幅な効率アップが見込めます。とは言え、大仰なプロンプトを時間をかけて考えるのも本末転倒です。何か頭を使わなければいけない時、何か作業しなくてはいけない時にサクッとChatGPTを使うようにしておくことが必要です。→過去の「柳谷智宣のChatGPTプロンプトクリエイティブラボ」の回はこちらを参照。

しかし、毎回入力するのは手間がかかるので、手入力していると短いプロンプトになってしまいます。ChatGPTはそれでもそれっぽく処理してくれますが、内容のない出力になってしまうのがネックです。

本連載で紹介しているように、ある程度は前提条件や出力フォーマットなどを指定する必要があります。そのため、頻繁に使うプロンプトはテンプレート化しておき、コピペして使えるようにしておくと便利です。

プレゼン資料や企画書、記事、ペルソナなどを作成するプロンプトについては、すでに連載で取り上げているので、今回はそのほかの一般的な業務を推敲する際、時短になるようなプロンプトの例を紹介しましょう。自分の業務をテンプレート化する際の参考にしてください。

  • 柳谷智宣の「ChatGPTプロンプトクリエイティブラボ」 第25回

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プロジェクトを任された時にざっくり何をするのかChatGPTに聞く

業務を遂行する際は、ステップごとにどんなアクションが必要なのか考える必要があります。自分で一から考えてもいいのですが、ChatGPTに考えてもらうと時短になります。その際、業務を遂行するにあたって注意すべきところがあれば、最初に教えるとトラブルを回避できる可能性が高まります。

プロンプトはテンプレートとして使えるように、「###」などの文字で区切りましょう。命令文は、シンプルに業務内容を遂行するためのアクションプランと注意点を書いて、という内容にしました。ニーズに合わせて、「3ステップで」や「高校生にもわかりやすいように」などと条件を追加するとよいでしょう。最後に、出力フォーマットとして、アクションプランと注意点を指定しておきます。

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