昨日の記事では、さまざまなタイプのネットいじめを取り上げました。今日は、学校でこのようないじめが発生するリスクを軽減するために、Barracuda Web Filterを活用する方法をいくつか紹介したいと思います。

Barracuda Web Filterは実績豊富なアプライアンスであり、オンラインアプリケーションやWebコンテンツなどに安全にアクセスできる環境を作ります。脅威をブロックする機能や、Webフィルタで許可するコンテンツのタイプを設定する機能など、K12(幼稚園から高校まで)環境でのネットいじめ防止に最適な機能を幅広く備えています。

マルウェア対策機能

Barracuda Web Filterは、スパイウェアとウイルスに対抗する複数階層の機能を備えています。この機能は、送受信トラフィックを監視することによって、ネットワーク端末を守ります。つまり、悪意のあるスクリプトやドライブバイダウンロードを含むWebサイトからネットワーク端末を保護し、インターネットへのデータ送信をブロックします。ネットワークにマルウェアがすでに侵入している場合でも、マルウェアがコマンドサーバと通信できないようにブロックします。

デスクトップにも高機能ウイルス対策ソリューションが必要ですが、Barracuda Web Filterがあれば、Cryptolockerを使って自分の代わりに宿題をさせようと脅迫する行為や、TSPY_PixStealを使って個人的な写真をリモートFTPに送信する行為を阻止できます。

Barracuda Web Filterは、ソーシャルエンジニアリング型の攻撃でも効果を発揮します。複数の子供をターゲットにしたネットいじめやインターネット詐欺では、被害者を騙してマルウェアをインストールさせようとします。たとえばYearbook Kidsには、ネット犯罪者が悪用できる写真が大量に掲載されています。Barracuda Web Filterは、ユーザがマルウェアと気付かずにこのようなソフトウェアをインストールしようとしても、インストールの実行を阻止します。

ソーシャルメディアの管理

Barracuda Web Filterでは、ソーシャルメディアとWeb 2.0サイトの利用を簡単に管理できます。

  • Facebookページへのアクセスを許可し、他のページ、アプリ、ゲームへのアクセスをブロック
  • YouTube for Schoolsへのアクセスを許可し、公開のYouTubeへのアクセスをブロック
  • ソーシャルネットワークへの投稿、ツイート、Webベースメールなどの発信コンテンツを監視
  • 発信コンテンツをBarracuda Message Archiverにアーカイブ(必要に応じて)

これ以外にもさらに多彩な機能が提供されます。

クリックして動画をご覧ください。

Barracuda Web Filterには、信頼できないWebサイトに対するSSLトランザクションについてフィルタ処理と調査を行う機能があります。これにより、SSLトラフィックに潜むデータ漏洩やマルウェア感染を阻止することが可能です。機能の詳細については、ホワイトぺーパー(pdf)をご覧ください。

ネットいじめは、犯人の動きを封じ込めることによって被害の可能性を小さくすることができます。

堅牢性に優れた監視機能とレポート機能

Barracuda Web Filterでは、ユーザのアクティビティをチェックし、詳細なログを記録できます。

  • ドメインとコンテンツカテゴリをベースにしたブラウズ
  • オンラインアクセス時間
  • 消費した帯域幅

このようなログを元にレポートを作成し、設定したスケジュールに基づいてレポートを自動配信できます。たとえば、不正行為や帯域幅の問題などをチェックするインターネットレポートを週に1回作成し、テクノロジディレクタに送信することができます。

Barracuda Web Filterの監視機能とレポート機能では、ネットいじめなどインターネット犯罪に対抗する際に必要となる証拠を収集し、これを管轄当局に提出することができます。

ソーシャルメディアの課題やBarracuda Web Filterの機能について詳しく知りたい方は、バラクーダネットワークスのルオティン・サン(Ruoting Sun)のプレゼンテーションを是非ご覧ください。プレゼンテーションの詳細はこちらです。

本内容はBarracuda Product Blog 2014年1月29日 3 ways the Barracuda Web Filter can protect your classroom from cyberbullying を翻訳したものです。

クリスティーン・バリー(Christine Barry)(バラクーダネットワークス、チーフブロガー)

本稿は、バラクーダネットワークスのWebサイトに掲載されている『バラクーダラボ』2月20日付の記事の転載です。