仕事中や打ち合わせ中のスマートフォン、どうなってる?
仕事中にプライベートのスマートフォンをちょくちょく触っているというのは、あまりよろしくないだろう。仕事用として会社から支給されているものでも、客先での打ち合わせ中などにはチェックしづらい。しかし、スマートフォンの様子がどうしても気になるという人は少なくないはずだ。
そこで、スマートフォンが今見るべき状態かどうかを先に知っておくという方法をオススメしたい。そのために活用できるのが「Desktop Notifications」だ。
Androidの通知バーに表示される各種通知を、PCのデスクトップにポップアップで表示してくれる。つまり着信があってすぐには出られない時にも、誰からの着信だったのかをPC画面上で確認でき、緊急対応が必要な相手なのかどうかを知ることができる。マナーモードにしておいても通知で察知できるから、机の上や鞄の中でバイブが鳴り響くという気恥ずかしさからも解放されるはずだ。
ChromeかFirefoxのプラグインと連動
「Desktop Notifications」は、Android端末にインストールしたアプリと、ブラウザのプラグインが連携することで通知を実現する。対応するブラウザは、ChromeとFirefoxだ。通知を利用するPCではプラグインをインストールしたブラウザを起動しておく必要がある。
まずはAndroidアプリのインストールから始めるのがオススメだ。インストール後に表示されるアプリの基本画面が、そのまま利用開始のセットアップガイドになっている。最初に一番上の「Open Accessibility Settings」ボタンをタップし、端末の設定画面で「Desktop Notifications」をONにしよう。
アプリ画面のボタンを押すと端末の設定画面が開く |
サービス欄の「Desktop Notifications」をONにする。続いて「Brouser Extension」欄にあるURLから自分が利用したいブラウザのプラグインを入手する。アドレスをメールで送るボタンもついているから、これを利用してもよいだろう。 |
ブラウザのプラグイン入手用URLもアプリ画面で確認可能だ |
あとはブラウザ側の設定画面で、端末側の「Connect」欄にあるパスコードを入力すればよい。設定完了後、最後の「Test」欄にある「Create Test Notification」ボタンを押してみよう。テスト通知がデスクトップに表示されるはずだ。
アプリ側でテストボタンをタップして10秒以内にデスクトップにテストメッセージが表示される |
通知をうけるタイミングと内容は指定可能
細かい設定は、アプリの右上にある「SETTINGS」をタップして開いた画面から行うことができる。通知を常に発するのではなく、オフィスにいる時だけ受け取りたいという場合は「Wi-Fi only」にチェックを入れるとよいだろう。通知のタイトルだけでなく、概要も知りたいならば「Title + Content」にもチェックを入れるとよい。
表示されたポップアップをいつ閉じるのかは、ブラウザのプラグイン側で設定する。標準では端末側に通知が表示されてから7秒後になっているが、これを3秒、15秒に切り替える、または手動で閉じるまで表示しておくようにすることも可能だ。「Close manually」にした場合、ポップアップ自体をクリックするまで通知が表示される。また「Enable soud」にチェックを入れるとポップアップ通知時に音が出るようになる。
通知するアプリを指定してすっきり
標準設定のままだと、アプリのアップデートがあるという通知などもポップアップされる。バッテリーの残量を通知するアプリなどを使っていると、頻繁にバッテリー残量がポップアップ表示されたりもして、邪魔になる。実際に役立てるためには、ある程度通知する内容の絞り込みが必要だ。
どの通知をポップアップするのかという指定は「SETTINGS」の中で行える。ただし、インストール直後はあまり役に立たない。利用開始後から実際に通知を行ったものの一覧が蓄積されるため、数時間から数日利用し、一通り通知が出そうなものの通知を受け取った後が設定のタイミングだ。
通知リストには実際にその項目でどの程度通知を行ったのかが表示されている。電話やメールなどはわかりやすいだろうが、よくわからないものでも極端に通知数が多いもののチェックを外してみるとよいだろう。このチェックはいつでも調整できるため、使いながらほどよい設定を探すとよい。
「Desktop Notifications」
利用料金:無料
制作者:hcilab