Windows Centralは3月25日(米国時間)、Microsoftが過去にWindows 11のメモリおよびストレージ消費を抑える取り組みを進めていたと報じた。これは元Microsoft幹部で、現在はShopifyのCTOを務めるMikhail Parakhin氏の投稿によって明らかになったもの。同氏によると、アイドル時のメモリ使用量やインストール直後のストレージ消費を最大20%削減することを目指すプロジェクトが存在していたという。
メモリとストレージを20%削減する「20/20プロジェクト」とは
Windows Centralは3月25日(米国時間)、「"We never got to finish": Ex-Windows chief reveals Microsoft could have already improved Windows 11 by now - cutting memory and storage demands by 20%|Windows Central」において、Microsoftは過去にWindows 11のメモリおよびストレージ消費を抑える取り組みを実施していたと伝えた。
これはかつてMicrosoftに在籍していたMikhail Parakhin氏(現在はShopifyのCTO)の投稿で明らかになったもの。同氏は「昔、Jeff Johnsonと私は20/20プロジェクトという取り組みを行っていた」と述べ、アイドル状態のWindows 11が消費するメモリーと、インストール直後のストレージ消費を20%低減する取り組みを行ったという。
プロジェクトは未完に終わった
Parakhin氏は、この取り組みを最後までやり遂げることができなかったと述べており、プロジェクトは未達成で終了したとみられる。失敗の原因や最終的な達成度、現行のWindows 11への影響は明らかにしていない。
20%削減はなぜ未達に終わったのか
Parakhin氏はプロジェクトが完了しなかった理由については明らかにしていない。そのため、具体的な失敗要因は不明である。
ただし、Windowsのメモリおよびストレージ削減はOS全体の設計に関わる難易度の高い取り組みであり、複数の要因が影響した可能性がある。
例えば、アプリケーションやドライバとの互換性維持、既存機能とのトレードオフ、開発リソースの優先順位などが課題となった可能性がある。また、20%という削減目標自体が高いハードルであったことも考えられる。
Microsoft、再び軽量化に着手 新たな品質改善計画
このプロジェクトは望まぬ結果で終わったようだが、Microsoftは最近「Windows品質に対する当社の取り組み」を発表し、同様の取り組みを開始している。同氏は「再び基本に立ち返った取り組みがみられることは素晴らしいことです」と述べ、新たな取り組みに歓迎の意を伝えている。
新たな改善計画が20/20プロジェクトの延長線にあるのかは定かでない。ただ今回の投稿で1つ明らかになったことがある。それは20%削減するだけでも簡単ではないということだ。Microsoftは改善を約束し「より多くのメモリ容量を確保できる」と述べている。
大幅な改善を期待させる発言だが、実際は10%程度の改善にとどまる可能性がある。何もしないよりは良いが、高まったユーザーの期待に応えるためにも、20%の削減を上回る効率的なメモリ管理の実現が望まれる。

