NECは3月19日、部門責任者やマネジメント層によるデータに基づいた意思決定を支援するソリューション「NEC経営戦略支援コックピット」を、2026年4月1日から提供開始すると発表した。価格は900万円(税別)~。

  • ソリューション 全体イメージ

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ソリューションの概要

同ソリューションは、NECがFP&A(ファイナンシャルプランニング・アナリシス)領域で培ってきたノウハウをもとに開発した「経営レコメンドAIエージェント」を中心に構成される。

社内の経営データに加え、市場や競合などの公開情報も自動的に収集・統合して分析し、KPIや業績状況を集約したうえで、定期的にインサイトと提言をダッシュボード上に提示する。

これにより、部門責任者らはFP&Aや経営企画部門からの定期報告を待たずに必要な情報へ即座にアクセスでき、意思決定プロセスの迅速化と高度化を支援するという。

主な提供価値は3点。まず、受注・売上・粗利などの指標をダッシュボードで一元可視化し、データ収集・集計にかかる手作業を大幅に削減する。

次に、KPIの状況や過去の傾向をもとにAIエージェントが変化点や論点を「気づき」として提示し、担当者間での解釈のばらつきを抑える。

さらに、市場動向も加味したうえでAIエージェントが具体的な「打ち手案」を提示し、未受注案件の取りこぼし防止やコスト超過の早期発見など、多様な経営課題の解決に貢献するとしている。

  • ダッシュボードイメージ

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今後の展望

NECは2023年にFP&A部門を発足させ、現在はグループ全体で約500名のFP&A職が在籍する。同ソリューションは自社を先行導入先とした社内検証に基づく試算で、データ抽出・加工・コメント作成などの業務において月間工数時間を約25%削減できる効果が期待されている。

NECはこのソリューションをBluStellar Scenarioの「データ起点の意思決定能力向上による経営/事業管理の良質化と進化」に基づいて提供し、企業のデータドリブン経営を伴走型で支援する。また本シナリオにおいて、2026年度から2028年度末までの3年間で約120億円の売上を目指す。

  • 導入までの流れ

    導入までの流れ