Windows 11のWindows Updateに大きな変更が加わる見通しだ。これまで最大5週間に制限されていた更新の一時停止が、今後は“無期限”で利用できるようになる可能性がある。頻繁な不具合に悩まされてきたユーザーにとっては朗報といえるが、セキュリティ面のリスクも無視できない。
Neowinは3月20日(現地時間)、「Microsoft is finally fixing what makes everyone hate Windows Update - Neowin」において、Windows 11の更新プログラムが無期限に一時停止できるようになると伝えた。
Windows Updateは「最大5週間」までしか停止できない
Windows Updateの一時停止機能は、更新プログラムに不具合が発生した場合や、システムの再起動を避けたい場合に使用する安全装置だ。システムの不安定化や中断を防止する役割があり、欠くことのできない機能の一つとなっている。
この一時停止は状況が改善されるまで必要とされるため、実際の停止期間はケースバイケースとなる。しかしながら、現状では5週間以上に引き伸ばすことができず、ここ最近の不具合多発の影響もあってユーザーの不満は高まりを見せている。
不具合多発で不満も、更新タイミングに悩むユーザー
近年のWindows Updateでは、更新後に不具合が発生するケースが相次いで報告されている。そのため、更新をすぐに適用するのではなく、一定期間様子を見るという運用を取るユーザーも少なくない。
しかしながら、5週間という制限は十分とは言えず、状況に応じて柔軟に停止期間を調整したいというニーズが高まっていた。
Microsoftが方針転換、Windows Updateの停止制限を撤廃
Microsoftは3月20日、「品質改善の取り組み」を発表し、「ここ数カ月間、皆さまのフィードバックを分析することに時間を費やしてきました」と述べ、ユーザーの間で広がりつつある不信感や不満の把握に努めてきたことを明らかにした。
この発表ではユーザーとの信頼関係を再構築する意向が示され、同時にWindows 11の品質向上に向けた多数の取り組みも発表された。その一つに「Windows Updateエクスペリエンスの向上」が含まれており、更新プログラムの一時停止期間の上限撤廃が明らかになった。
具体的には「必要なだけアップデートを一時停止可能になる」と述べるにとどまっており、詳細はわかっていない。期限を任意に指定する仕組みか、毎週延期ボタンをクリックする仕組みなのか定かでないが、いずれにせよ期限は撤廃される見込みだ。
Microsoftは品質改善を強調、信頼回復を狙う
今回の発表は、Windows Updateに対するユーザーの不満が高まっている現状を受けたものとみられる。Microsoftは品質改善とユーザー体験の向上を掲げており、今回の変更もその一環と位置付けられる。
更新の柔軟なコントロールを可能にすることで、ユーザーとの信頼関係の再構築を図る狙いがあると考えられる。
無期限停止でも注意、セキュリティ更新は原則適用を
月例のセキュリティ更新プログラムには脆弱性の修正が含まれている。期限が撤廃されたからと言ってむやみに停止せず、更新プログラムは原則として速やかに適用し、必要に応じて一時停止する運用を今後も心がけたい。
