MetaがAIインフラの外部調達をさらに拡大している。同社は3月16日、欧州系AIクラウドプロバイダーのNebius Groupとの間で、最大270億ドル規模のAIコンピューティング容量購入契約を締結したと発表した。
に昨年11月に締結していた30億ドル契約を9倍規模に拡大
Nebiusはオランダに本拠を置くAI特化型クラウドプロバイダー(ネオクラウド)で、NVIDIAのGPUを用いたデータセンターを運営する。もとはロシアの検索大手Yandexの国際部門を前身とし、2024年にNasdaqへ上場した。
契約の下、Metaは2027年初頭から120億ドル相当の処理能力を複数拠点からNebiusより調達する。同インフラにはNVIDIAの次世代AIチップ「Vera Rubin」を大規模導入する予定で、業界でも先駆けとなる事例になるという。さらに今後5年間でNebiusが整備する追加容量については、他顧客への売却分を除いた残余分を最大150億ドル分までMetaが購入することも合意している。
今回の契約は、2社がすでに昨年11月に締結していた30億ドル契約を9倍規模に拡大したものだ。MetaのNebiusへの累計契約額は300億ドルに達する。Metaは2026年だけでAI関連に最大1350億ドルの設備投資を計画しており、自社データセンター建設と並行して外部GPU容量の確保を進めている。