首都高速道路、首都高技術、JDRONE、KDDIスマートドローン、NTTドコモビジネスは3月12日、狭小(閉鎖空間)で電波環境が悪く通信機器の使用が制限された空間でドローンを活用した構造物点検および災害時の被害状況把握を目的として、首都高速道路八重洲線のトンネル換気ダクト内を対象に2月9日と2月12日に実証実験を実施した結果について発表した。
今回の実証では、狭小(閉鎖)空間において飛行可能である複数のドローンを用いて、機体特性の把握と構造物の健全性確認や遠隔地からの状況把握が可能であることを確認した。
トンネル換気ダクト内に代表される狭小空間は、「非GNSS(GPSが届かない)」「暗所」「電波不感地帯」という過酷な環境にあり、従来のドローンでは安定した飛行やリアルタイムな情報共有が困難だった。
こうした悪条件下においても、最新の通信技術と機体に応じた飛行運用技術を組み合わせることで、構造物の健全性確認や災害時の迅速な被害状況把握にドローンが適用可能かを検証した。
実証の結果、狭小空間における機体選定や点検手法、遠隔地からの点検に向けて有益な検証結果が得られたとのことだ。一方で、狭小空間内の粉塵による機体への影響や通信環境の構築、機体選定と機体特性に応じた操縦の熟練度が必要であることなど、今後の運用に向けた課題も挙げられた。
