AIの先駆者とされるFei-Fei Li(フェイフェイ・リ)氏が率いるスタートアップのWorld Labsは、新たな資金調達ラウンドで10億ドルを調達した。ロボティクスなど、応用分野の強化に充当する予定だ。
AI研究における世界的権威とされるFei-Fei Li氏のスタートアップ
Fei-Fei Li氏は、スタンフォード大学のコンピュータサイエンス学部教授でStanford Institute for Human-Centered Artificial Intelligence(HAI)の共同創設者・共同ディレクターを務めるなど、AI研究における世界的権威とされる人物。
画像認識技術の飛躍的進化を支えた大規模画像データベース「ImageNet」プロジェクトなどで知られ、2017年から2018年にかけてはGoogleでCloud AIおよびMachine Learning担当副社長も務めた。
World Labsは、世界モデル(ワールドモデル)の開発に取り組むスタートアップとして2023年に創業。ワールドモデルとは、物理学の法則など現実世界を認識し、意思決定を行うことを目的としたAIアーキテクチャだ。
同社は2025年末、初の製品となる「Marble」を発表した。テキストや画像のプロンプトから3D世界を生成できるモデルで、今回の調達資金はロボティクスや科学的探索などの応用分野の強化に充てられる予定だ。
今回の出資者には2億ドルを出資するAutodeskをはじめ、ベンチャーキャピタルのAndreessen Horowitz、NVIDIA、Advanced Micro Devices(AMD)などが名を連ねる。企業評価額は非公表だが、かねてより約50億ドルでの資金調達交渉が進んでいたようだ。Bloombergなどが2月18日付けで報じた。