Neowinは2月14日(現地時間)、「Former Microsoft executive claims he "fought hard" to keep this Windows 11 feature, but lost - Neowin」において、Windows 11のタスクバーを画面左右に移動できるようにする機能改善と、タスクバーの下部固定を決定した当時の内紛について伝えた。

Windows 11のタスクバー、上下左右への移動をサポートか

タスクバーはWindows 95(1995年)で初めて登場したWindowsの操作の起点となる重要な機能だ。当初から画面の上下左右に移動することができ、機能はWindows 10まで維持された。ところが、Windows 11になると画面下部に固定され、移動はおろかサイズ調整もサポート対象外となり、一部ユーザーから改善を求める声が挙がっていた。

ユーザーの声に耳を傾けると主張するMicrosoftだが、Windows 11のリリースから4年以上が経過した現在も、この要望には応えていない。また、最近のWindows 11は更新プログラムをリリースするたびに新しい不具合を生み出しており、評価は低下する一方だ。

MicrosoftはWindows 11の評価が低下する現状を認識しているとみられ、最近になりユーザーエクスペリエンスの向上に注力する取り組みを開始したことが報じられている(参考記事:「Microsoft promises 2026 will be a better year for Windows 11 — confirms plans to address "pain points" across the OS | Windows Central」)。

Windows 11のタスクバー移動機能のサポートは、この取り組みの一環として開始された可能性がある。Windows Centralは「計画に詳しい情報筋」から得た情報としてタスクバーの移動サポートを伝えており、早ければ2026年夏ごろに公開される見込みとのこと(参考記事:「Windows 11 will finally get a movable taskbar in 2026 | Windows Central」)。

「強く反対した」Microsoft元幹部の訴え

2021年までMicrosoftに在籍していたMikhail Parakhin氏(現在はShopifyのCTO)は、Xへの投稿で「縦型タスクバーは生産性に最適だ。当時、それを廃止する決定に強く反対した。撤回されることを願っている。」と述べ、タスクバーを固定するMicrosoftの方針に抵抗していたことを明らかにした。

  • Mikhail Parakhin氏のXへの投稿

    Mikhail Parakhin氏のXへの投稿

同氏はこの投稿に続けて、Microsoftが縦型タスクバーを廃止した理由を次のように説明している。

「構想は左右対称のペインを作ることでした。右側に通知/システムコントロールなどのペイン、左側に天気/ウィジェット/ニュースのペインを配置するのです。これによりスタートメニューが中央に押し出されました。タスクバーを縦に並べると、ペインと干渉し始めるのです」

つまり、タスクバーとペインが同列に表示されることで干渉する問題が生じ、その解決は簡単ではないとの理屈だ。しかし、ペインとタスクバーの干渉はタスクバーを下に配置している現在も発生しており、タスクバーの高さの分だけペインを上にずらすことで解決している。

タスクバーを左右に移動しても、ペインをタスクバーの幅だけ左右にずらせば解決するはずで、タスクバーを移動できない理由としては弱い。実際のところは定かでないが、開発コストの抑制など、別の理由があったのではないかと推測される。

いずれにせよ、長年にわたり一部ユーザーの悩みのタネとなっていたタスクバーの位置問題は、今年の夏以降に解決する見込みだ。Neowinはこの改善と共に、タスクバーのサイズ調整も可能になるだろうとの予想も伝えている。