Microsoft専門のニュースサイト「Windows Latest」は2月10日(現地時間)、「Microsoft confirms Windows 11 no longer triggers unexpected wake-ups or battery drain due to Modern Standby」において、Windowsのモダンスタンバイに関連する問題が解決していたと伝えた。
モダンスタンバイは予期しないシステムの起動やバッテリー消費を引き起こし、移動先でノートパソコンの電源が切れているなどの問題につながっていたが、これらが解決されたという。
Windows 11でモダンスタンバイの問題が解決した可能性
モダンスタンバイはACPI電源管理モードにおける「S0低電力アイドル状態」を指す用語だ。システムは低電力状態に移行するがネットワーク接続は維持され、各種イベントのインスタント応答をサポートする。Microsoftはこの状態を「スマートフォンの電源モデル」と表現している(参考:「モダン スタンバイ | Microsoft Learn」)。
Windows Latestは、このモダンスタンバイ時に引き起こされる各種問題がWindows 11バージョン24H2にて改善したと伝えている。特別な更新プログラムは不要としており、24H2または25H2にアップグレードすることで解決する可能性を示している。
しかしながら、記事のコメント欄には改善されていないとの書き込みがあり、ユーザーおよび製品ごとに状況に差異があるとみられる。
モダンスタンバイの仕様に注意
なお、モダンスタンバイは次の条件下においてアクティブな電源状態を維持することが仕様に明記されている。一部ユーザーはこれら正常な状態を異常として認識している可能性がある。
- 受信メールの処理
- 重要なWindows更新プログラムのダウンロード
- その他のアクティベーターの処理
アクティベーターについては「アクティベーター | Microsoft Learn」にて概要が示されている。これらの処理を許可せず、より深いスリープ状態に移行するには、休止状態(S4)または電源を切る方法がある。
スリープモード時における省電力と利便性はトレードオフの関係で、インスタント応答をサポートするモダンスタンバイで消費電力が増加する問題はある程度許容せざるを得ないのが実情だ。望まない起動要件を抑制するにはアクティベーターを無効にする必要があるが、わかりやすい標準ツールは提供されていない。
Windows Latestが示すとおり、前述の条件に合致しない予期しない起動はWindows 11バージョン24H2以降で改善された可能性がある。改善しない場合はデバイスのファームウェア更新を必要とするケースもあるが、古いWindowsを利用している場合は試す価値があると言える。
