
夫婦共働きで夕飯が準備できない、高齢になったため免許を返納し、買い物に行くにも大変になった─。
欲しいものを欲しいときに、楽に手に入れることができる。少子高齢化に伴って、こういったニーズが間違いなく増えていきます。その中で、配達員が注文から約30分以内に商品を届けてくれるラストワンマイルのデリバリーサービスは大きな役割を担うようになっています。
転換点はコロナ禍です。コロナを契機に日本のデリバリー市場は約4000億円から約8000億円と倍増。フードビジネスのみの数字ですから、今後フードに限らず、日用品などにも広がっていけば、この市場はさらに拡大していきます。
数あるフードデリバリーサービスの中でも、当社は2018年にゲームを主軸とするテックカンパニーのレアゾン・ホールディングスが事業を開始しました。その意味では日本発のフードデリバリーサービスとなります。さらに21年にKDDIと資本業務提携を開始し、サービスに磨きをかけ続けています。
当社のデリバリー事業の肝は「3マッチング」です。すなわち、注文者様、お店様、配達員様の3者がメリットを感じることができる「三方よし」の思想です。
注文者様のニーズは冒頭のように今後益々増えてくるでしょう。また、ラーメンを中心に、いつも行列ができてなかなか食べに行けない名店の商品を並ばずに食べることができます。
お店様は店舗から最大6キロ圏内のお客様の掘り起こしが可能です。さらに店舗の場合は来店客に水を出し、注文を取り、料理をつくり、配膳し、会計を行い、食器を下げて清掃する。デリバリーであれば料理をつくるだけで済むため、店舗運営の効率化にも寄与します。
配達員様は1カ月先のシフトをあらかじめ組まれるアルバイトなどとは違い、自分の働きたいタイミングで、1秒後から働くことが可能です。1日8時間フルに働く方もいれば、土日だけ、あるいは平日の仕事が終わった夜だけ働くという方もいます。人手不足が顕著な日本における労働力確保にもつながります。
この三方よしを実現するための素地が当社にはあります。まずはレアゾンのエンジニアたちが持つテクノロジーの力です。他社ではアプリケーションの開発などを外部委託するケースが多いため、環境変化やお客様のニーズに応える仕様に変更するだけでも時間がかかります。一方で当社はお客様が注文するアプリもお店様が使うアプリも全て自社開発で内製化。タイムリーに変化対応できるのです。
もう1つはKDDIアセットを活用できる点です。例えば、配達員様向けにauスマホの割引を設定しており、「au PAY」という決済プラットフォームがありますので、配達が終わった瞬間に配達報酬を入金することも可能です。通常、配達報酬は1週間、1カ月単位でまとめて支払われますが、当社の場合は即日払いができます。
1月より、埼玉県・東京都・神奈川県・京都府・大阪府・兵庫県の6都府県216エリアで新たにエリアを拡大。また、日本最大級のラーメンイベント「大つけ麺博 presents 秋の新作ラーメン祭」では屋外イベント会場におけるデリバリーの仕組みとして、menuが活躍しました。ラーメンはデリバリーで最も難しい商材ですが、日本の食文化の拡大が最も期待される商材でもあります。
多様な生活スタイルを支援するクイックコマースとして社会のラストワンマイルプラットフォームを目指していきます。