Windows Latestは2026年1月20日(現地時間)、「Report: Nvidia prepares multiple Arm-based chips for 2026 and 2027, first-gen could debut with Windows 11 26H1」において、NVIDIAが2026年内にARM版Windows向けの自社チップ「N1」および「N1X」シリーズを投入する計画を立てていると伝えた。第一弾は早ければ2026年第1四半期にもWindows搭載ノートPCとして発売される見込みだという。
N1/N1XシリーズでPC市場を狙う、2027年にはN2/N2Xも登場か
NVIDIAは最近、GPU専業の枠を越えてPC分野への進出を強めており、特にARM版Windowsを搭載するノートPC市場を重要な成長領域と見なしている。N1/N1Xシリーズのうち、N1はデスクトップ向け、N1Xはノート向けとされている。
台湾メディアのDigiTimesによる報道によれば、N1Xを搭載する最初のWindows PCは2026年第1四半期に登場し、第2四半期にはさらに3モデルが追加される見通しだという。さらにWindows Latestでは、このPCには「Windows 11 バージョン26H1」が標準搭載される可能性が高いと報じている。
NVIDIAでは当初、2025年後半にN1X搭載ノートPCをリリースする予定だったが、この計画は2026年に延期された。これはOS側の準備状況が整っていなかったためだとされている。MicrosoftはWindows 11 26H1を新しいシリコンチップ対応専用のリリースと位置づけ、既存バージョン向けの機能更新とは切り離す方針を示しているからだ。また、NVIDIAチップの再設計や、外部の政治的および経済的な要因も、N1X搭載PCのリリース延期に影響を与えたという。
小型スパコンのDGX SparkにN1Xを採用
NVIDIA N1/N1XシリーズのPC市場への投入はこれが初の試みになるが、同社はすでに小型スパコンのDGX SparkにおいてN1Xを採用した実績をもつ。DigiTimesによれば、すでにASUSやDellをはじめとする複数のPCメーカーが独自のDGX Sparkシステムを開発中とのことで、N1X基盤の広がりが確認できる。
NVIDIAではさらに、次世代シリーズとなるN2とN2Xの開発にも取り組んでおり、これらのチップを搭載した製品が2027年第3四半期頃から登場する予定になっているという。
