三菱電機ビルソリューションズは1月21日、日立製作所との合弁会社であり、小型エレベーター事業を担っている三菱日立ホームエレベーターについて、同社が日立から全株式を取得し、三菱日立ホームエレベーターを完全子会社化する株式譲渡契約を日立との間で締結したと発表した。2027年3月期第1四半期中に本株式譲渡を実施する予定
三菱電機ビルソリューションズの完全子会社化の狙い
国内外で老朽化したホームエレベーターのリニューアル需要が今後拡大するとともに、国内では、老人福祉施設や賃貸住宅向け小型エレベーターの需要が伸長している。
こうしたニーズにスピーディーに対応した開発・製造・販売戦略を実行するには、迅速な意思決定を可能とする経営体制が必要との考えの下、合弁関係を発展的に解消することで合意に至ったという。
今回の完全子会社化により、三菱電機ビルソリューションズは開発からリニューアルまでグループ一体となった一貫性ある戦略を展開し、小型エレベーターを含む昇降機事業のさらなる競争力強化を図る。
日立製作所の今後のエレベーター事業
今回の株式譲渡を通じて、日立はエレベーター事業において、標準型「アーバンエース HF シリーズ」やオーダー型に経営資源を集中し、建物内のスムーズな移動という基本機能に加え、日立グループのAIやデジタル技術を活用した付加価値の向上に取り組む。
具体的には、エレベーターから生成される稼働データや過去 30 年にわたる点検記録などのドメインナレッジを活用し、AIを組み合わせた次世代ソリューション群「HMAX for Buildings : BuilMirai(ビルミライ)」を通じ、メンテナンス品質の向上やオペレーションの効率化を推進する。