Windows Latestは1月13日(現地時間)、「Windows 11 users coin “Microslop” as AI backlash grows, and even a browser extension that renames Microsoft to Microslop」において、Windows 11ユーザーの間で「Microslop」という造語が生まれ、頻繁に使われていると伝えた。これはAIに偏重する近年のMicrosoftの姿勢を揶揄したものだ。

過剰なAI化への反発が生んだ新たな言葉

2023年初頭にCopilotをリリースして以来、MicrosoftはOSやアプリケーションに対するAI支援機能の統合に力を注いできた。これらのAI支援機能は便利なものも多いが、かならずしもすべての人が必要としているわけでもない。一部のユーザーの間では、Windows 11のAI体験についての不満や失望が蓄積してきている。

その結果として生まれたのが「Microslop」という呼び名である。「slop」とはもともとは液体をこぼすことや泥水などを指す単語だが、近年はAIによって生成された低品質なコンテンツを表す単語としても使われている。

Microsoftとslopを組み合わせた「Microslop」という造語は、主にソーシャルネットワークや技術フォーラムに書き込まれたコメントで使われており、Microsoft製品におけるAI出力の品質に対する失望感や、UIへのAI露出の多さに対する不満を表現するための手段として機能している。

Google Chrome用の拡張機能も登場

こうした状況を受けて、「Microslop Replacer」というGoogle Chrome用の拡張機能も登場し話題となっている。これはWebページ上に現れる「Microsoft」の文字列をすべて「Microslop」に置換するというツールだ。開発者は、この拡張機能は表示する文字列を置き換えるだけで、データの収集や保存は一切行わないと説明している。

  • Chrome拡張「Microslop Replacer」

    Chrome拡張「Microslop Replacer」

もちろん、この拡張機能は単なるジョークに過ぎないものだが、このようなツールの登場はユーザー心理の表面化という点で大きな意味を持つ。視覚的にブランド名を変える行為は、そのブランドに対する強い抗議の意思表示として機能するからだ。AI支援機能に価値を見出し、積極的に利用しているユーザーがいる一方で、過剰なAI化に不満を持つユーザーも少なくないことをMicrosoftはもっと真剣に受け止める必要があるだろう。