Windows Centralは1月10日(米国時間)、「Microsoft's first Windows 11 preview build of 2026 brings more Copilot+ PC features to everyone - here's what's new|Windows Central」において、これまでCopilot+ PC向けの機能として提供してきたナレーターがすべてのWindows 11デバイスで利用可能になると伝えた。

これはWindows Insider ProgramのDevおよびBetaチャネル向けにリリースされたWindows 11 Insider Previewビルド26220.7535(KB5072046)のリリースアナウンスの中で発表された。これまでCopilot+ PC向けの機能として提供してきたが、Copilotを活用することですべてのWindows 11デバイスをサポートするという。

ナレーターの画像説明と使い方

ナレーターは視覚障がい者などを対象としたWindowsの読み上げ機能。画面上のテキストやボタンなどのアイテムを読み上げて、マウスを使用しない操作を支援する。Webサイトの閲覧においてもユーザーを支援するが、多くの画像は代替テキストによる説明が不足または欠落しており、画像を認識できないユーザーのWeb体験を低下させる要因となっている。

この問題を軽減するためMicrosoftは2025年5月、ナレーターに画像説明機能を追加。チャートやグラフなどの詳細情報をテキストで説明できるようにし、デジタルアクセシビリティを向上させた。しかしながら、機能の利用にはCopilot+ PCのニューラルプロセッシングユニット(NPU: Neural Processing Unit)が必要で、それ以外の環境では基本的な画像説明にとどまる状況が続いた(参考:「Complete guide to Narrator - Microsoft Support」)。

今回、同社は新たにCopilotによる機能提供を可能にし、Copilot+ PC以外のWindowsデバイスにおいても詳細情報の提供に対応。Copilot+ PC環境では引き続きローカルAIによる機能提供を行い、それ以外のデバイスではMicrosoftと画像を共有して機能を提供する。同社は画像の共有について「画像の説明を選択した場合にのみ共有される」としており、プライバシーに配慮した取り組みも実施されている。

  • ナレーターがCopilotを起動して画像を説明する例 - 引用:Microsoft

    ナレーターがCopilotを起動して画像を説明する例 引用:Microsoft

フォーカスしている画像の説明は、これまでと同様にショートカットキーの「ナレーターキー+Ctrl+D」から行う。全画面の説明は「ナレーターキー+Ctrl+S」を入力する。Copilotを起動して画像の説明を行うため、そのまま追加の質問をすることもできる。

同機能は段階的な展開の対象となっており、Windows 11 Insider Previewビルド26220.7535(KB5072046)をインストールしてもすぐに利用できるとは限らない。また、欧州経済領域(EEA: European Economic Area)のユーザーは利用できないとされる。