Gmailに5つのAI機能が追加、Gemini 3で大型アップデート
Googleは1月8日(米国時間)、「Gmail launches AI features like AI Overviews and more, made possible by Gemini 3」において、Gmailに新しいAI機能の提供を開始すると発表した。
Gmailをパーソナライズされたプロアクティブな受信トレイアシスタントへと進化させ、増加を続けるメール管理を強力に支援する。AI基盤にはGemini 3を採用。AIによる概要生成機能、回答作成支援、受信内容の要点整理機能を導入し、従来の検索中心の操作から必要な情報を直接得られる操作へと進化するという。
メールの概要生成「AI Overviews」
概要生成機能として新たに「AI Overviews」が導入される。この機能は、受信トレイに蓄積された長文スレッド全体を分析し、要点の簡潔なまとめを生成する。これまでユーザーは大量のメッセージを順に確認する必要があったが、要点の自動抽出により議論の主旨を短時間で把握できるようになる。自然言語による質問にも対応し、過去の関連メールから必要な情報を速やかに提示するなどの利用シーンが想定されている。
下書き作成「Help Me Write」
新機能の「Help Me Write」はプロンプトに基づいた下書きの作成を支援する。メールの新規作成時に「星の付いた鉛筆アイコン」をクリックし、プロンプトを入力することで下書きを生成できる。同機能は2023年からWorkspace Labsプログラムの一環として提供されていたが、2年半の時を経て正式リリースされる。
返信支援「Suggested Reply」、校正機能「Proofread」
Suggested Reply(旧スマートリプライの強化バージョン)は、利用者の文体に近い返信候補を生成して提案する。さらに新しい校正機能「Proofread」を使用することで、文法、トーン、スタイルを調整した優れた文章に仕上げることができる。Googleはこれら機能を提供することで、メール作成から仕上げまでの一連の流れ全体をAIで支援する。
大量のメール管理を支援する「AI受信トレイ」
AI受信トレイ(AI Inbox)は受信トレイ(Inbox)の内容を重要度に応じて整理し、優先すべき項目をまとめる仕組み。頻繁に連絡を取る相手や重要な相手を特定し、優先順位付けを支援。期限の近い支払いや歯医者の予約、サッカー観戦の予定などユーザーにとって重要度の高い情報を提供する。従来の受信トレイとは独立したアイテムとして提供され、全体を逐一確認する手間を軽減する。
AI受信トレイの分析はGoogleのプライバシーポリシーのもとで安全に実行され、データは常に利用者の管理下に置かれる。生活上の優先項目を自動的に抽出する仕組みを整備することで、日常の管理作業を容易にする。
新機能の提供開始時期と制限
AI Overviewの会話要約機能は、米国のすべてのGmailユーザーに向けて無償提供を開始。受信トレイについて質問する機能は、Google AI ProおよびUltraサブスクリプションの加入者に提供する。
Help Me Write、Suggested Replyは、米国のすべてのGmailユーザーに向けて無償提供を開始。Proofreadは、Google AI ProおよびUltraサブスクリプションの加入者に提供する。なお、Help Me Writeは来月以降のパーソナライズ機能強化が予定されている。
AI受信トレイは信頼できるテスターに限定したテストを開始。今後数カ月以内のリリースが予定されている。これら機能の米国以外の地域および言語へのリリースは、今後数カ月以内の段階的な展開が予定されている。


