OpenAIは1月7日、健康情報とChatGPTを安全に統合する専用機能「ChatGPT Health」を発表した。同機能は健康に関する情報を理解し、必要な準備を行い、自身の健康を主体的に管理できるよう支援する。

「ChatGPT Health」の概要

現在、健康に関する情報はポータル、アプリ、ウェアラブル、PDF、医療メモなどに分散していることが多く、全体像を把握するのが難しい状況となっており、複雑な医療システムに個人で対応せざるを得ない状況に置かれているという。

健康はChatGPTの主要な利用分野の1つであり、毎週数億人が健康やウェルネスに関する質問をChatGPTにしているとのこと。ChatGPT Healthは、ChatGPT内の他のチャットとは分離された専用スペースとして提供し、Apple ヘルスケアなどのアプリと安全に連携することで、例えば体調を医師に相談する際の質問の具体化や食事・運動プランの整理・検討、保険の選択肢の検討などをサポート。

また、データの管理権限は常にユーザーにあり、OpenAIのシステムから30日以内に完全削除することも選択できる。現在、ウェイティングリストに登録可能で、まずは小規模のユーザーグループから段階的に提供する。

利用開始方法はChatGPT Health アクセスが付与されると、ChatGPTの左側のサイドバーから「ヘルスケア」を選択することで利用できる。なお、医療従事者・医療行為を代替するものではなく、日々の健康の傾向理解、医療専門家との対話に備えることを目的としている。

  • 「ヘルスケア」を選択することで利用できる

    「ヘルスケア」を選択することで利用できる

さらに、プライバシー保護がデフォルトで有効になっており、健康に関する文脈を分離するHealth専用メモリを使用し、ChatGPT全体で会話やファイルはデフォルトで暗号化される。会話やデータは、基盤モデルの学習には使用せず、追加のセキュリティ対策として多要素認証(MFA)を任意で利用可能。

OpenAIは過去1年間にわたりヘルス分野への取り組みを強化し、ヘルスケア領域におけるモデルの性能向上にも注力しており、数百人の医師の知見をもとに設計されたセーフガード(最新のGPT-5モデルにおけるモデルレベルの保護を含む)を備えている。