生成AI技術の後押しもあってWindowsは日々進化しているが、その一方で消えていく機能もある。Neowinは2025年12月31日、「Every Windows feature Microsoft removed or deprecated in 2025」において、2025年中に廃止(非推奨化)または削除されたWindowsの機能について伝えた。

進化の裏で何が消えたか

まず、2025年の最も重要な出来事としては、Windows 10のサポート終了がある。Windows 10は2025年10月14日をもって公式サポートが終了しており、それ以降は有償の拡張セキュリティ更新プログラム(ESU)に加入しない限りセキュリティ更新を含む一切のアップデートを受け取ることができない。ESUに加入した場合でも、提供されるのは重要なセキュリティ更新のみで、通常の機能更新やバグ修正は行われない。

したがって、現在はWindows 11が唯一のWindowsのメインストリームということになるが、その中にもすでに開発が停止して使えなくなっていく機能がある。Neowinがまとめている、2025年に廃止または削除が発表された機能は以下のとおり。

  • ロケーション履歴(2月に廃止を発表): 24時間分の位置情報データを保存してアプリから参照できる機能。ただし、この機能の廃止は位置情報サービスには影響しない
  • ラインプリンターデーモン(2月にWindows Server 2012で廃止をリマインド): ネットワーク印刷プロトコルであるLPD (Line Printer Daemon)をサポートする機能およびサービス。10年以上前に非推奨化されているが、今後の削除について注意喚起が行われた
  • Windows UWPのMapコントロールおよびWindows Maps platform API(4月に廃止を発表): UWPアプリにWindowsマップの基盤を利用した地図機能を埋め込むためのAPI。1年以内にAzure Mapsへの移行を推奨
  • 旧バージョンのWindows 11におけるVBSエンクレーブ(4月に廃止を発表): VBSエンクレーブはハイパーバイザー(HVCI)を利用してアプリケーションのメモリ内に隔離された領域を作成するセキュリティ技術。Windows 11 23H2以前では非推奨となった
  • Windowsマップ(4月に廃止を発表): Windows 11の標準の地図アプリだったが、非推奨となって2025年7月にMicrosoft Storeから削除され、既存でインストールされたアプリも動作しなくなった。Bingマップへの移行を推奨
  • デバイスメタデータ(5月に廃止を発表): Windowsに接続するデバイスに詳細情報、アイコン、ロゴなどのメタデータを付加できる機能だが、従来のXML形式のメタデータは非推奨となった。デバイスメーカーは代わりに「Driver Package Container Metadata」を利用する必要がある
  • Dev Home(5月に廃止): 開発者向けに提供されているコントロールセンター機能で、GitHub連携、開発ツールの一括インストール、マシン構成の自動化などをサポートしていた。主要な機能は設定アプリに統合されている
  • Windows PowerShell 2.0(6月にリマインド): PowerShell 2.0自体は2017年に非推奨化されており、Windows 11 24H2以降ではバンドルもしていないが、2025年6月に削除のための注意喚起が行われた
  • WMIC(9月にリマインド): WMI(Windows Management Instrumentation)はIT管理者がシステムを管理するための機能で、WMICはそれをコマンドラインから利用できるインターフェイス。2016年に非推奨化されていたが、9月に削除のための注意喚起が行われた。WMI用のPowerShellツールへの移行を推奨
  • レガシーWebコンポーネント(9月に廃止): レガシーEdgeのための各種Webコンポーネント(レガシーWebビュー、Windows 8 UWP/HTML/JavaScriptアプリ、レガシーPWA、レガシーEdge DevToolsなど)。WebView2への移行を推奨

廃止(非推奨化)が発表された機能も、すべてがすぐに使えなくなるわけではないが、すでにメンテナンスは終了しており、将来的には削除される可能性がある。したがって、利用している場合はできるだけ早くMicrosoftが提示する代替機能に切り替えることが推奨されている。